結ヶ浜みらい

HiME-x01型コンパニオンロボット、「結ヶ浜　みらい」はあらゆる用途に適応すべくカスタマイズを前提とした当社新世代型多用途モデルである「HiMEシリーズ」の技術的デモンストレーション、および身体駆動系/空間認識系技術のテスト機体として2055年4月にロールアウト、翌年2056年10月には世界初のロボットによるダンスおよび歌唱によるパフォーマーとしてデビューしました。
ロールアウト当初こそダンスはおろか簡単な体操ですら難しいものでしたが、彼女を創造した当社エンジニアによるアップデートや改良、何より彼女自身の努力により半月後には人間女性によるダンス・パフォーマンスにも劣らないそれを人々に魅せる事が可能となりました。
2062年3月には稼働データ取得という役割をほぼ終え、ショウビジネスの華やかな世界からは惜しまれつつも一線を引きましたが現在ではその経験を生かし、自ら後発のHiMEシリーズの設計や教育に関わる業務に携わり、また時にはファンの前に姿を現しグリーディングやパフォーマンスを行うこともあります。