うちの子シスターさんの天敵、ムーン・ナイトメア

【ナイトメアについて】
ナイトメアは聖地に出現する異形達を指す。
人間はもちろんドラゴンやゴブリン、サキュバスなどの『魔物』とも完全に違う独立した
生態を持つ生命体である。

【生態】
聖地は人の負の感情を吸収、『濾過』する
能力を持っているため聖地に住む人間達は
皆等しく善人達なのだが、長年人々の
負の感情を吸収し続けてきた聖地は
とうとう負の感情を濾過しきれなくなった。
しかしそれでも聖地は人間を見捨てず、
人間達の負の感情を取り除き続けることを
選択した。その結果『人に廃棄された
負の感情の集合体』として生まれたのが
ナイトメア。つまりナイトメアは
人の欲、絶望などの負のエネルギーから誕生
していて、それが影響しているのかどの
ナイトメアも『人間の顔を模した』デザインが
どこかにある。彼らの最も特徴的な生態は
『夜にしか活動出来ない』ということだ。
夜行性という意味ではなく、星が夜にしか
見えないように、『夜にしか出現しない』。
日が昇ると同時にいなくなる。
ナイトメア達はその誕生経緯から人間に
コンプレックスを抱いたり恨んだり
している者が多いため、人間を襲う。
そしてただ襲うだけでなく、ナイトメア
それぞれ特有の『呪い』をかけ、
人間達がそれによって苦しむ様を愉しむ
傾向にある。

【ムーン・ナイトメアについて】
一言で彼を説明するなら、最強のナイトメアで
ある。ナイトメアは夜にしか行動出来ない
という大きな代償の見返りとして呪いの
力を扱い、高い戦闘能力を有したりしているが
ムーン・ナイトメアはさらにその縛りが厳しく
『一月に一度、最高の満月の見える夜のみ』という非常に短い間しか活動出来ない代わりに
呪いの濃さも戦闘能力も他のナイトメアとは
比べ物にならないほど別格の水準を持つ。
ムーン・ナイトメアは様々な呪いを
扱うが、特に好んで扱うのは
『理性を破壊する呪い』だ。この呪いを
かけられた人間は自分の理性が薄れ
欲望のまま行動するようになってしまう。
聖地の加護により聖地に住む人間の
理性は強力で、普段なら犯罪なども決して
起きないがこの呪いをかけられたら最後
どんな聖人も欲望に身を任せ獣のように
振る舞ってしまう。ムーン・ナイトメアは
この行為について「我々を排斥した
聖地に対する極上の復讐」と語っている。

【その他余談、作者コメント】
ナイトメアは夜にしか行動できない
という設定で、その中でも最強の
ナイトメアを作ろうってなったとき、
やっぱり夜と言えば月なので、
ムーン・ナイトメアの最初のモチーフは
『月』だけだったんですよ。でも月って
別にエロ要素はないし、あんまり
エロ怪人には向かないかな？でも
月使いたいなーって思ってたら
思いついたのが『狼男』というモチーフです。
これなら竿役にもぴったりだし、
シスターであるセリナさんとのキャラ相性も
噛み合ってるしで、これ以上ないくらい
ぴったりのモチーフになったんじゃ
ないかなと思います。色つけると
わかりづらいですがオオカミの口の中に
人間の顔デザインあります。
お淑やかなシスターさんが呪いかけられて
欲望に堕ちてエグいオナニーとか
するのよくない……？