【創作漫画】きおココ 3章 ココロが満ちるまで・前編 10話①

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10話【歌姫の祭典】①／③

人型種族ヒューマ族の子、アゼロは記憶とココロが欠けている。

アゼロは今日も居候先の宿屋ハイルングの手伝い。前回の怪物騒動で中心人物となったリー夫妻が営むよろず屋で買い物。その最中に歌声が聞こえてきた。

歌声の主はミーちゃん改めエレキティ。彼女は亡くなった両親の家業をこなしつつ歌姫としての活動をこなしていた。その一環として10日に一度、街の噴水広場にてゲリラライブを行なっている。厳かな雰囲気の中歌を捧げる従来の在り方に捕らわれないスタイルに街の住人はもちろん、都からも彼女のファンが駆けつけるほどだ。その中には身なりのいい老紳士も。
ライブの最中にエルデ大陸4ヶ国の代表歌姫が歌を披露する催し物「歌姫の祭典」。アゼロ達が住まうバウム小国の代表歌姫としてエレキティへの推薦状が届いたことが告げられたのだ。

エレキティ、タコっぽい見た目の細身の青年ファイク、岩石のような見た目の大柄な青年ルストーン。
幼馴染達が営むシュターム相談請負所は大盛り上がり。歌姫に詳しい歌姫通のウサルマがお祝いとアドバイスに駆けつけてくれた。
14歳ながら洗練された歌声を持つ天才少女ヴァッサー大国代表のサオ。
トップクラスのビブラートと声量を持つグランツ帝国代表エッセン。
歌姫通ウサルマの推し歌姫のブレンネン共和国代表のアーリエ。彼女は共和国内での様々な催し物のパフォーマーとして呼ばれる実力と実績の持ち主。

その話を聞いたエレキティは怯むどころか、バウム小国代表歌姫としてやる気に満ち溢れていた…。

10話【歌姫の祭典】② に続く　

今までのきおココ
1章 ココロの怪物→ https://www.pixiv.net/user/4875043/series/88904
2章 墓荒らし事件→ https://www.pixiv.net/user/4875043/series/117230

こっちもよろしく！
―これはハートフルで、ちょっぴりダークな物語
【影の国のプリンセス】
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