フリゲート艦 ガーシア級

カタリナ社ＵＳＡ局製の旧式フリゲート艦。
大出力の機関を搭載し、高い航行性能と高速性能を持つが代償として粒子排熱に問題を抱えており、粒子を排出するための粒子煙突を船体中央部に備えている。
船体各部にハードポイントがあり、任務や作戦に応じて兵装や装備を交換することが可能であったが、元々が250ｍ級の小型戦闘艦であるため、それほど多くの搭載力はなく、また装甲も貧弱であったため、色々と運用法には制限が多かった。
さまざまな兵装や装備を備えたサブモデルが存在する。

かつて「宇宙最大の帝国」と呼ばれ、、宇宙最大最強の一大宇宙艦隊「無敵宇宙艦隊」を有し、数多の宇宙文明を滅ぼし、支配した宇宙世界最大最強の強国として君臨していた【illust/88125104】スペイン宇宙帝国の地位は、
【illust/75404078】十条卿の大反乱によって南米宙域の広大な植民地が一斉に蜂起し、十条卿指揮する植民地艦隊とバサン提督率いる本国艦隊が激突するが、結果は惨敗、広大な南米宙域を失った。

東南アジア宙域のフィリピン領および中米のカリブ宙域領はいまだにスペイン宇宙帝国の支配化にあったが、既にスペインにかつての大宇宙帝国の面影はほとんどなかった。
東アジア宙域では当時のスペイン宇宙帝国で最大の版図を誇ったフェリペ2世の名前をとって名付けられたフィリピン領宙が残るのみで、宇宙の各地にはほんの少数の散在した宇宙植民地しか残らなかった上に、その多くも独立運動を繰り広げていた。

そういった情勢の中で、大日本宇宙帝国は、フィリピン宇宙諸島を占領し、宇宙航路や資源採掘を画策し、さらに南方宙域への進出を図っているとアメリカ宇宙合衆国の情報部は察知した。

そのため開戦への他の圧力も増大し、アメリカ宇宙合衆国軍は開戦の１年以上前にフィリピン宇宙諸島でスペインの宇宙艦隊を攻撃する計画を作成していた。
西部宙域への拡張および原住宇宙文明国家群との大規模交戦の終了はアメリカ宇宙軍艦隊の職務を減少させ、軍の指導陣は新しい職務を望んだ。

既に数十年に渡るゲリラ戦争が展開されていたが、スペイン本国はこれらの脅威に対抗しうる予算あるいは人的資源、宇宙艦隊を十分に持っておらず、全ての面で不足していた。

そこでアメリカ宇宙合衆国はキューバ宇宙諸島において大規模な宇宙艦隊を派遣し、スペイン宇宙艦隊にたいして示威行動を行った。

アメリカ宇宙合衆国の堂々たる軍事挑発行為に対してスペイン宇宙帝国も本国から残存無敵宇宙艦隊を呼び寄せ、両軍共に一瞬即発の緊迫した状況になった。

アメリカ宇宙合衆国軍の軍部の暴走に対して当時の大統領や政治９日は対話と外交によってなんとか抑えようとしたが、マスコミは読者数や閲覧数を伸ばそうと、「アメリカを侮辱し恫喝するスペイン無敵宇宙艦隊」という新聞記者による捏造記事をきっかけに、各紙はスペイン宇宙艦隊の原住宇宙文明に対する残虐行為を誇大に報道し、アメリカ国民の人道的感情を刺激した。そしてスペインとの直接対決を求める勢力の増大を招いた。

こうしたアメリカ宇宙合衆国の過熱したマスコミの動きと民衆のスペイン宇宙帝国に対する開戦の越えは抑えきれないようになり、やがてある事件をきっかけに爆発することとなる。