それぞれのルール　（ヴィンサガ　シグルド幼年期話）

ヴィンサガアニメ1話後、父ハーフダンの帰宅を受けた幼いシグルド（シグやん）のお話
前半はハーフダン一家、後半はハトちゃんことハトルゲルドとの会話になってます（読後感はシグハトかもしれない）

ヴィンサガアニメ再放送を観たら父ハーフダンが今のシグやんに見た目そっくりで、「そう言やこのあと羊連れて帰宅したら子シグやんと若き日のアスレッドさんが待ってるんだなあ」と色々考えてしまい突発的に描きました

最初は「鬼に見える者にもそれぞれ大切な家庭がある」なほのぼの路線のつもりでしたが、ハーフダンがコミュニティ存続の為のルールを重んじる人物である事、彼と意見的に対立する形となったトールズ（&後のトルフィン）がどちらも既存のルールを破った者である事を考えてしまい、結果的に見た目よりシリアスな内容になったと思います
最後のハトちゃんの「ルール違反ヤローはろくな目に遭わない」には、作中では立派な人物としての側面が前面に出されたトールズの壮絶な最期（&ネイティヴコミュニティのルールを乱しつつある〝平和主義者〟トルフィンが今後たどり得る悲劇の末路）を含ませてあるので

当初は悪役的一発キャラかと思われたハーフダンですが彼の言葉と立ち位置は秩序の管理者としての模範的なものでもあるので（トルフィンやトールズが異端）色々考えさせられる部分も多いです

……ところでシグやん&ハトちゃんってトルフィンと同年代って事で良かったのかな
同い年ならこの時6歳なんですが
若アスレッドさんちょっと美人すぎたかもしれない