事故原因

挿絵は此方の方に描いて頂きました→　user/1848933

掲載元→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18022943

｢これがパーク以外の場所で、大規模にセルリアンが自然発生した場所。｣
次は、マラリンガ実験場やネバダ州の実験場、猿ヶ森砂丘、セルリウム輸送船事故現場･･･　サンドスター実験が行われたり、サンドスター関連の事故が起きたりした地域が点滅する。
｢ここが、サンドスター実験やサンドスター炉の事故等、人工的な現象及び事故で出現した場所。｣
このように、セルリアンがここ以外に出現する事は珍しくない。
｢問題はこの、北極圏。この通りここでは過去に一度もサンドスター実験が行われた事がないし、飛行機を噛み千切れる程巨大なセルリアンが出現する様な火山活動は発生していない。｣
｢じゃあ、どんな原因で････まさか････｣
｢そう、そのまさかかもしれんのだ。｣
ゲンダイ所長とヒグマの言うそのまさかと言うのはファウストがセルリアンを用いた兵器を使うようになったのではないかという懸念。しかし･･･
｢しかしだ。セルリアンと言うもの程、コントロールの難しい物は無い。コントロールの出来ない兵器は、それは兵器ではなくただの危険物だ。幾らファウストとは言え･･･｣
｢でも、連中は私達よりも先にバリアー装置を実戦投入して、一定の戦果を挙げているンです。そのコントロールの難しい所をどうにか解決して、コントロールする技術があってもおかしく無いと思うのですが････｣
｢その辺りは調べてみないと解らんね。｣
と言うわけで、ヒグマ達は早速調査に乗り出す。