【PFSOZ】金色のムーン【オルギット団】

■pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】

金色の精霊ムーンの本来の姿。
今は手乗りサイズの小さな姿でブラストと一緒にいる。
本来はとても強い力を持つ精霊だがその力のほとんどをブラストを守る加護に使っており、小さな姿では照明代わりに光る程度の力しかない。
ブラストが赤ん坊の頃からずっと一緒にいる友達。非常に無口でめったに喋らない。
飲食はしない。日光浴と月光浴が好き。
姿を消すことも出来るが、見えない時もだいたいブラストの近くにいる。
昼が一番長い一日と夜が一番長い一日には本来の姿に戻れる。
…本当はそれ以外の日でも頑張れば元の姿に戻れるがめちゃくちゃ疲れて小さい姿すら維持が難しくなってしまうため、力が高まり安全に元の姿に戻れる夏至と冬至の日以外大きな姿になることはない。

ブラスト【illust/102631187】

■

森で赤子が泣いていた。ひとりぼっち置き去りにされた赤子だった。
金色の精霊は出会った赤子に加護を与えた。力を使い果たして小さくなった。
死に場所を求めて男は森を彷徨った。精霊に導かれた先で見つけたのは赤子だった。
男が赤子を抱き上げた。精霊が顔を覗き込んだ。赤子が泣き止み微笑んだ。
そうして、男と精霊と赤子は、三人で森を出た。