【PFSOZ】玖狼（水着の装い）【緑竜諸島の探索】

「玖狼。ちと顔をこちらに向けよ」
「月？」

―ごそごそ―

言われた通り顔を向けると、月はもくもくと前髪を何やら弄くり出した。

「？？？月？」
「静かにせい。･･･よし！できたぞ玖狼」

ぱちんと何かを髪に挟む音がして、月が離れた。
前髪が落ちてくる気配がなく、恐る恐るいじられる感触のあった箇所をさわる。

「編み込み？」
「これで視力が戻るわけではないが、少しは回りが見やすくなるじゃろ。気になるのならせめて水着を着てる間はそうしておけ。さてと、それじゃあワシは･･･―」

月は、空中に展開した魔方陣からクーラーボックスと釣竿を取り出した。

「れっつフィッシングじゃああああああっ！！」

そして出てきた釣竿を引っ付かみ、クーラーボックスを脇に抱えて駆け出していった。

「お、おーう･･･本当に自由奔放と言うかやりたい放題と言うか･･･堕ちてるとはいえ神様だよな？」

自分が知っている唯一の”神様”と、駆け抜けていったあの女神を比べる。
神って堕ちるとあんな感じになるのか･･･？

････････････やめよう。如何せん知ってる”神様”が少なすぎる。

「しかし･･････（じーーーっ）」
「？」
「どうしたこっちをじろじろ見て」
「なにかついているか？」

俺の視線の先には、サンと、二人のエース（はがね人の方と、字がすごく難しい方）、ヴァンレイズがいた。

筋肉隆々な彼らをみた後、今の自分の姿をみてみる。

「････････････（耳ぺしょーーーん）」
「嫌何か言えよ！？」

どうやらあの狭間でなくしたものは荷物だけではなかった。
ホロリと涙が流れる。

「･････････さらば、今まで培ってきた俺の筋肉（スン）」

せっかく細マッチョくらいにはなってたのになぁ。

『あ、あぁ･･･』

静かに落ち込む俺に、4人は察してくれたらしい。

「げ、元気出せよ…」
「また鍛えればいいだろう？」
「あー･･･強くｲｷﾛ」
「どんまい」

各々が子ど場をかけてくれるが、気持ちはうれしいがそれが逆につらい。

「ベリーさんのくじにもとの年齢に戻せるアイテムとかないだろうか？もっかい引いてくる（だっしゅ）」
「ねぇよ！？」

―ずさぁっ！！―

「ベリーさん！！もう一度くじを引かせてほしい！！銭ならある！！」
「まいどありー！！」

※この後もう一度くじを引いたが、引いた後にそういうアイテムはないと言われ、崩れ落ちる。

―――――
玖狼の水着姿です。

若返った影響で筋肉も少年期のそれに戻ってしまい、ちょっとしょんもりしてます。

くじ引きイベント
末尾は5！
香水ゲットです！

キャプション内ですがお借りしました！

ヴァンレイズさん【illust/101979265】
𝔄 (エース)さん【illust/102120226】
エースさん
サンさん
ベリーさん

お名前だけですが
神様

以前の細マッチョに戻りたい
釣りに突っ走った自由奔放堕女神

■少しキャプション編集直しました。