【PFSOZ】道の先は見えずとも【聖夏祭】

pixivファンタジアSOZ
第三章「聖夏祭」【illust/103207230】

※時系列的にはキャプション⇨漫画 になります。

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「そうか…このままオルギット団が優勝できなければ、俺は消えるってことか」

「ええ、そうよ……でも王位継承戦終了まで時間はまだあるわ。
　その間に、どうにか今の契約を上書きしたり、存在の維持を継続できる方法を見つけ出せば……」

「……それで、いいのかな？」

「え？」

「みぃ子、俺は…応援団長として今までたくさんのやつを応援してきた。色んなやつの勝利も敗北も見てきた。
　俺は、やりたいことを全力で頑張って、輝いている人の姿を見るのが好きだ。
　俺が応援した奴らが最後にもし負けちまっても、そりゃ悔しいけど…それは誇りのある負けだと思ってる。
　頑張って、全力を注いで、前に進もうとした記憶は、過程は無駄にはならねえ。
　自分はやりきったと最後に満足できることが、勝ち負けよりもずっと大事なものなんじゃないかってよ。
　でも……『それだけ』じゃ済まない世界なんだろうな、ここは」

「何が言いたいの……？」

「オルギット団の優勝のために魂を賭けると言った俺がその約束を違えちまったら…みぃ子、それはお前が言った『いきなり手を離す』ことにならねえか？」

「そ、それは……！それとこれとは話が別でしょう！？」

「俺は死んだんだろ？お前やダイヤやみんなを置いて。
　勝って、未来に繋がったみんなをこれからも応援していくはずだったのに
　いくら事故が原因とはいえ…俺はお前たちを裏切った。
　もう、同じことはしたくねえよ」

「でも……それは…義理でしょう。お兄ちゃん自身の気持ちはどこにあるの？
　そうやっていつまでも、死んでも他人のためだけに居続けるっていうの！？

「……わからねえ。でも…少なくとも、今は考えさせてほしい。
　みんながせっかく頑張ってるところなんだ！応援させてくれよ」

「……バカ兄貴……」

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前回判明した契約条件、消えるかもしれない未来についてミコリアから知らされたマサル自身の現状の所感報告です。
思ったより自分が死んでた&みぃ子に悲しまれた事実が効いてたようで、現状は消滅の未来も受け入れ気味。みんなへの義理を含めずに考える自分の意志についてはまだうまく見つけ出せていないようです。
今はかなり迷っている状態なので、色んな人の意見を聞いたり、動いていく姿を見て今後の道を定めていく感じになります。

迷ってはいますが、不安げな様子や悩んでいる顔は周りの人には見せずに、これまで通り明るく騒がしく接します。全て今までと変わりません。

聖夏祭には競技に参加する仲間たちや、商売や警備に精を出す人達を応援する目的で参加します。どこにでも出没するので、エリア問わず描写していただいて構いません。

マサル【illust/102016092】
みぃ子(ミコリア)【illust/101967975】

↓お借りしました↓

ブンスロット(DXブンブンアーマー+拡張キット)【illust/102443013】【illust/102942449】