【前編】プニキュラ世界で悪堕ちして暗黒姫に覚醒したまひろ
※画像は、最近元気ないまひろが洗脳悪堕ち→友情の力で正気に戻る流れ
みはりの大学の研究室が発明した「アニメ入り込みヘッドホン」。
それをうっかり使ってしまったまひろは、アニメのプニキュラの世界に取り込まれてしまう。
意識を失ったまひろの体は、何時間もすやすやと安らかに眠り続けていた。
まるで、眠り姫の様に。
まひろを救うために、親友の「もみじ」と「あさひ」と「みよ」と「なゆた」、そして男子だけど「ゆうた」と「みなと」は、ヘッドホンの力を使ってプニキュラのアニメの世界に入り込むもうとするのだが……。
みはりは、子供たちの勇気ある判断に対して猛反対する。
みはり「危険よ! 危険だわ!
確かに、まひろちゃんを救うためには、このヘッドホンを使って、アニメの世界に入るしかないわ。
でもね。 そんな危険な事を、まだ子供の、あなたたちに任せるわけにはいかないの。
元はと言えば、私たちがこんな危険な発明をしたのが原因よ。
だから、責任持って私がアニメの世界に……。」
なゆた「駄目です! 慌てないで!
もうすぐ、おねーさんが駆け付けますから!
それまでの間、みはりお姉さんは、外でオペレーター役をしてください!」
ゆうた「確かに、この機械に詳しいみはりさんがいなくなれば……」
みなと「全滅もあり得るよね。 みはりさんは、外の世界で待機して、後方での指示とサポートが適任だと思う。」
あさひ「たしカニ。」
みよ「まひろちゃんが心配なのはわかりますけど、落ち着いてください。」
もみじ「戦うのは、私たちに任せて!
一度、アニメみたいにカッコよく戦ってみたかったの。 うーん、中二病魂が、疼く!」
あさひ「うおー! あさひだって、思いっきり暴れるぞぉー! パーンチ! キーック! スペシウム光線~!」
ゆうた「プニキュラの世界で戦うって事は、俺たちもヒロインになるって事か? 女装するって事か?」
みなと「今更、女装くらいで慌てる僕たちじゃないでしょ?」
ゆうた「だな!」
(中略)
アニメの世界に入った、クラスメイト一行。
まひろは、アニメの世界で悪の女幹部として暴れていた。
暗黒姫まひろん「うふふ、町の人のリア充パワーを吸い取ってさしあげますわ!
私の可愛いルンバ・ソージキーちゃん、やっておしまいなさい!」
どうやら、まひろは悪の組織に洗脳され、『ですわ』口調の悪のプリンセスになってしまったらしい。
ルンバ・ソージキーなる、掃除機型の怪人を使って、町の人たちのリア充パワーを吸い取って次々と、非モテに変えてしまっていた。
ルンバ・ソージキー「リア充死ね~!」
もみじ「みんな、変身よ! まひろちゃんを正気に戻して、町の人たちをリア充に戻すために!」
ゆうた「お前が仕切るのかよ!?」
みよ「変身ヒロインが、悪堕ちした親友を救うために頑張るのは、王道の展開!
そう、女の子同士の友情が映える、最高のシチュエーションだわ!」
(中略)
あさひ「うおー! すっごく楽しいぞ~!」
スピードを活かして暴れまわるキュラあさひ。
やたらとすばしっこい動きで、ルンバ・ソージキーの攻撃を回避しまくる。
暗黒姫まひろん「キー! 何てすばしっこい小娘なんですの?
さっさと、片づけてしまいなさい、ルンバ・ソージキー!
どうしたの? わたくしの命令が聞けないの? 使えないポンコツね!」
(中略)
もみじ「待ってて、まひろちゃん!
私は、早くまひろちゃんの所に行かなきゃいけないの!
だから、あなたたちの相手はしていられないの!」
某ティロ・フィナーレ級の超ド派手な必殺技で、雑魚をまとめて吹っ飛ばすもみじ。
その口ぶりからは「主人公=もみじ」が「悪堕ちした親友=まひろ」を救うという友情物語が既に、彼女の脳内で確立されていた。
流石は、現役中二病患者。
(中略)
仲間の戦う姿に萌え萌えしていた、みよ。
みよ「だ……ダメ……私……
目がすくんで動けない…!!
すごく、尊い……。尊死」
(中略)
ゆうた「うおー!」
近くの敵を蹴り飛ばして倒した時に、パンチラ。
みなと「僕だって!」
同じく、近くの敵を剣で切り裂いた時に、パンチラ。
その頃、シールのおねーさんがようやく緒山家に到着。
早速、キュラゆうたや、キュラみなとのパンチラシーンの画像を発見。
それをキャプチャしクラウドに転送していた。
みはり「それ、今やる事じゃないですよね?」
(中略)
なゆた「おねーさんが言うには、まひろちゃんは心の隙間を悪の親玉に付け込まれて洗脳されたみたいですね。」
もみじ「まひろちゃんの、心の隙間? 過去のトラウマとか、嫌な記憶とか、コンプレックス!?
きっと、それを解決するのが主人公の私の役目ね。」
ゆうた「そういえば、最近緒山、おかしかったよなあ。元気なかったって言うか。』」
みなと「でも、僕らが話しかけると、取り繕っていつも通りの元気さを見せようとしてきて、それが逆に痛々しくて。」
あさひ「虫歯でも痛むのかな? お腹でも壊したのかな?」
みよ「まさか、恋の悩み?」
(中略)
ルンバ・ソージキーに体ごと、吸い込まれたキュラもみじ。
もみじ「何これ?
暗闇に、ひとつの巨大スクリーン。
映画館?」
スクリーンに映っていたのは、みはりお姉さんの姿。
天才少女が、運動部で活躍して表彰されている。
テストで好成績を残し、飛び級で大学に進学。
周りのみんなが、みはりを大絶賛。
コーラ片手に座席に座って、ぼんやり焦点が合わない目でそれを見てる少女がいた。
もみじ「まひろちゃん?」
(中略)
もみじ視点の回想シーン。
最近、元気のないまひろちゃん。
一体、どうしたんだろう?
みんな、心配していた。
元気無い癖に、無理に元気に振舞って。
まひろちゃんってこういう時に、たまに悪い意味で大人な気がする。
普段は、面倒くさがりでのんびり屋で人見知りで、まるで男の子みたいな趣味を持ってて。
私のお姉ちゃんの、油断モードが24時間続いてる……って言ったらわかりやすいかな?
鈍くさくてヘタレてる時が多い、とても愛らしくて親しみやすい女の子。
でも、同時にそれとは矛盾したイメージも感じていた。
とても大人で精神年齢が高い。
それは、多分良い事だと思うんだけどね。
でも、何か悩み事を抱えてるっぽいのに、誰にも相談しないで。
私の知らない痛みに耐えながら、平気そうな顔して、わざとらしくふざけたり、おどけて見せたりして。
最近、それが私たちを年下の子供か何かだと思ってるようにも見えて。
ねえ、まひろちゃん、私たち親友でしょ?
そんなに私、まひろちゃんから見て頼りないかなあ?
子供っぽいのかなあ?
悩みがあるのに、何も言ってくれないのは、寂しいな。
(ラスト)
まひろ「ふーん。 もみじは、私の気持ちがわかってるっていうの?
私の為なら何でもできるの?
じゃあ、目の前で死んで見せてよ。 何でもできるんでしょ、親友なら?
同情して友達ごっこのつもり? そーいうの凄くうざい。
勝手に心の中に入って来ないで!」
みはりの大学の研究室が発明した「アニメ入り込みヘッドホン」。
それをうっかり使ってしまったまひろは、アニメのプニキュラの世界に取り込まれてしまう。
意識を失ったまひろの体は、何時間もすやすやと安らかに眠り続けていた。
まるで、眠り姫の様に。
まひろを救うために、親友の「もみじ」と「あさひ」と「みよ」と「なゆた」、そして男子だけど「ゆうた」と「みなと」は、ヘッドホンの力を使ってプニキュラのアニメの世界に入り込むもうとするのだが……。
みはりは、子供たちの勇気ある判断に対して猛反対する。
みはり「危険よ! 危険だわ!
確かに、まひろちゃんを救うためには、このヘッドホンを使って、アニメの世界に入るしかないわ。
でもね。 そんな危険な事を、まだ子供の、あなたたちに任せるわけにはいかないの。
元はと言えば、私たちがこんな危険な発明をしたのが原因よ。
だから、責任持って私がアニメの世界に……。」
なゆた「駄目です! 慌てないで!
もうすぐ、おねーさんが駆け付けますから!
それまでの間、みはりお姉さんは、外でオペレーター役をしてください!」
ゆうた「確かに、この機械に詳しいみはりさんがいなくなれば……」
みなと「全滅もあり得るよね。 みはりさんは、外の世界で待機して、後方での指示とサポートが適任だと思う。」
あさひ「たしカニ。」
みよ「まひろちゃんが心配なのはわかりますけど、落ち着いてください。」
もみじ「戦うのは、私たちに任せて!
一度、アニメみたいにカッコよく戦ってみたかったの。 うーん、中二病魂が、疼く!」
あさひ「うおー! あさひだって、思いっきり暴れるぞぉー! パーンチ! キーック! スペシウム光線~!」
ゆうた「プニキュラの世界で戦うって事は、俺たちもヒロインになるって事か? 女装するって事か?」
みなと「今更、女装くらいで慌てる僕たちじゃないでしょ?」
ゆうた「だな!」
(中略)
アニメの世界に入った、クラスメイト一行。
まひろは、アニメの世界で悪の女幹部として暴れていた。
暗黒姫まひろん「うふふ、町の人のリア充パワーを吸い取ってさしあげますわ!
私の可愛いルンバ・ソージキーちゃん、やっておしまいなさい!」
どうやら、まひろは悪の組織に洗脳され、『ですわ』口調の悪のプリンセスになってしまったらしい。
ルンバ・ソージキーなる、掃除機型の怪人を使って、町の人たちのリア充パワーを吸い取って次々と、非モテに変えてしまっていた。
ルンバ・ソージキー「リア充死ね~!」
もみじ「みんな、変身よ! まひろちゃんを正気に戻して、町の人たちをリア充に戻すために!」
ゆうた「お前が仕切るのかよ!?」
みよ「変身ヒロインが、悪堕ちした親友を救うために頑張るのは、王道の展開!
そう、女の子同士の友情が映える、最高のシチュエーションだわ!」
(中略)
あさひ「うおー! すっごく楽しいぞ~!」
スピードを活かして暴れまわるキュラあさひ。
やたらとすばしっこい動きで、ルンバ・ソージキーの攻撃を回避しまくる。
暗黒姫まひろん「キー! 何てすばしっこい小娘なんですの?
さっさと、片づけてしまいなさい、ルンバ・ソージキー!
どうしたの? わたくしの命令が聞けないの? 使えないポンコツね!」
(中略)
もみじ「待ってて、まひろちゃん!
私は、早くまひろちゃんの所に行かなきゃいけないの!
だから、あなたたちの相手はしていられないの!」
某ティロ・フィナーレ級の超ド派手な必殺技で、雑魚をまとめて吹っ飛ばすもみじ。
その口ぶりからは「主人公=もみじ」が「悪堕ちした親友=まひろ」を救うという友情物語が既に、彼女の脳内で確立されていた。
流石は、現役中二病患者。
(中略)
仲間の戦う姿に萌え萌えしていた、みよ。
みよ「だ……ダメ……私……
目がすくんで動けない…!!
すごく、尊い……。尊死」
(中略)
ゆうた「うおー!」
近くの敵を蹴り飛ばして倒した時に、パンチラ。
みなと「僕だって!」
同じく、近くの敵を剣で切り裂いた時に、パンチラ。
その頃、シールのおねーさんがようやく緒山家に到着。
早速、キュラゆうたや、キュラみなとのパンチラシーンの画像を発見。
それをキャプチャしクラウドに転送していた。
みはり「それ、今やる事じゃないですよね?」
(中略)
なゆた「おねーさんが言うには、まひろちゃんは心の隙間を悪の親玉に付け込まれて洗脳されたみたいですね。」
もみじ「まひろちゃんの、心の隙間? 過去のトラウマとか、嫌な記憶とか、コンプレックス!?
きっと、それを解決するのが主人公の私の役目ね。」
ゆうた「そういえば、最近緒山、おかしかったよなあ。元気なかったって言うか。』」
みなと「でも、僕らが話しかけると、取り繕っていつも通りの元気さを見せようとしてきて、それが逆に痛々しくて。」
あさひ「虫歯でも痛むのかな? お腹でも壊したのかな?」
みよ「まさか、恋の悩み?」
(中略)
ルンバ・ソージキーに体ごと、吸い込まれたキュラもみじ。
もみじ「何これ?
暗闇に、ひとつの巨大スクリーン。
映画館?」
スクリーンに映っていたのは、みはりお姉さんの姿。
天才少女が、運動部で活躍して表彰されている。
テストで好成績を残し、飛び級で大学に進学。
周りのみんなが、みはりを大絶賛。
コーラ片手に座席に座って、ぼんやり焦点が合わない目でそれを見てる少女がいた。
もみじ「まひろちゃん?」
(中略)
もみじ視点の回想シーン。
最近、元気のないまひろちゃん。
一体、どうしたんだろう?
みんな、心配していた。
元気無い癖に、無理に元気に振舞って。
まひろちゃんってこういう時に、たまに悪い意味で大人な気がする。
普段は、面倒くさがりでのんびり屋で人見知りで、まるで男の子みたいな趣味を持ってて。
私のお姉ちゃんの、油断モードが24時間続いてる……って言ったらわかりやすいかな?
鈍くさくてヘタレてる時が多い、とても愛らしくて親しみやすい女の子。
でも、同時にそれとは矛盾したイメージも感じていた。
とても大人で精神年齢が高い。
それは、多分良い事だと思うんだけどね。
でも、何か悩み事を抱えてるっぽいのに、誰にも相談しないで。
私の知らない痛みに耐えながら、平気そうな顔して、わざとらしくふざけたり、おどけて見せたりして。
最近、それが私たちを年下の子供か何かだと思ってるようにも見えて。
ねえ、まひろちゃん、私たち親友でしょ?
そんなに私、まひろちゃんから見て頼りないかなあ?
子供っぽいのかなあ?
悩みがあるのに、何も言ってくれないのは、寂しいな。
(ラスト)
まひろ「ふーん。 もみじは、私の気持ちがわかってるっていうの?
私の為なら何でもできるの?
じゃあ、目の前で死んで見せてよ。 何でもできるんでしょ、親友なら?
同情して友達ごっこのつもり? そーいうの凄くうざい。
勝手に心の中に入って来ないで!」
65
110
2320
2025-01-10 17:48
Comments (0)
No comments