【PFⅤ】砂漠の植物精霊【銀鱗亭】

銀砂の道周辺の砂漠地帯に植物精霊の集落がある事を知る者は少ない。
長いものでは樹齢1000年を超える巨大サボテンの群集する森が彼らの住処だ。
商人・旅人が多数往来する銀砂の道の近場に存在するこの森の事が知られていない理由は、精霊たちが森の周辺に人払いの結界魔法＜迷いの砂漠＞を施している為で、大地・植物の精霊以外がこれを超える事は難しい。
彼らは通常、自身の依り代であるサボテンを住居にし集落を出る事なく過ごす。過酷な砂漠に暮らす精霊だが肉体的には決して強くはなく、依り代から離れる事は命の危険を意味するのだ。
理由あって集落外に出なければならない場合には、依り代のサボテンを魔法で乗り物に仕立てる。
この行為自体かなりの無茶であり、余程の理由がある者か変わり者以外が気安く行う事ではない。
■砂漠の若き植物精霊「エノプラ」：集落を飛び出した変わり者。自身の依り代を魔動甲冑に仕立て、
内部に乗り込んで旅をしている。口調は片言。■魔動甲冑「ハオージュ」：身長3ｍ程度。外部からの操作がある程度可能。
全身のトゲを飛ばして攻撃できる。トゲは即再生し、出し入れも自在。■補足(illust/16526625)■現在は銀鱗亭(illust/16216802)に滞在しているが、
身の危険(食われる)を感じている様子。■ＰＦ５目録（illust/16194969)