【PRWHS】鍛えよ掃くために01【第一章インターバル】

自前
双二illust/62868179
空倫illust/63040679

唯が鍛えている頃illust/63119868、双二も次の戦いに備え、祖父の下で修行。

アライド・ポートを囲む山岳地帯のいずこかの峻険な高所で、何時間も何日も不動のまま不安定な姿勢を保ち、思索に耽る。
時に両者で、極めて難解な命題について激しく問答を交わす。

空倫「何故ウグイスパンにはウグイスが入っていないのか！？」
双二「ネコが枝に乗っている状況なしに、ネコヤナギという種は存在し得ないのか！？」
空倫「忘れようとしても思い出せない無我の境地とは！？」

右腕の関節がどうなっているのか、凡夫の私には分かるべくもありません。

右脇の犬？は、一発館の近辺をうろついているただの野良です。
明るい月夜の晩に、脈絡なく路上に前足一本で逆立ちして不動を保っていたりします。