【PFLS】パイプ力学（ノーザリア帝立アカデミー入試試験より）

もしや、あなたは戦場で闇雲にパイプを褒めて跳ばしたりなどはしていないだろうか？

単にパイプを褒めて跳ばすだけではその真価を発揮することは困難だ。

パイプの個性、特徴、そして法則を導き出し、その潜在能力を最大まで引き出すための学問。

それが《 パ イ プ 力 学 》である。

さあ、皆でレイオン将軍と一緒にパイプ力学の基礎を勉強して、戦争に勝とう！

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＜ノーザリア帝立アカデミー＞とは

ノーザリア帝立アカデミーはウィラード帝によって創立されたノーザリア帝国でも有数の教育機関である。
アイスブランドに位置し、農民から貴族まで身分の隔たりなく学ぶことが出来る。
……但し、多分野から出題される入学試験で良い点数を取るか、特別な成績や功労によって特待生として招聘されることができれば。

なお、単に＜アカデミー＞と言う場合はこのノーザリア帝立アカデミーを指す事が多い。

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思いついてしまった以上は何らかの形にしたかった、と供述しています。
一応計算したらそれなりの答えが出るように作ったつもりですが、少々いじわるな問題になっているので、真面目に取り組まないように！

そしてそもそもイラストではないかもしれないが気にするな！

日曜くらいに解答編を出そうと思います。
→解答編はこちらです（illust/73227987）
元ネタ：MIHIROさま「【PFLS】褒めて翔ばすパイプ【乗り物】」（illust/72969868）

長さの単位「シャク」は水沢清流さま「【PFLS】シャクの問題【アイテム】【長さの単位】（https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10708549）」を元にしています。

普段は小説を書いてます。よろしければこちらもよろしくお願いします！
主な投稿作：「【PFLS】ゼラ皇帝ひみつのグルメ」シリーズ（https://www.pixiv.net/novel/series/1074766）

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以下、用語解説です。回答の参考にどうぞ。
（※褒誉＝ほうよ）

◆褒誉逓減定数πpu
飛翔開始後に同じ言葉でパイプを誉めた場合にどれだけvが減少するかを示す定数。
パイプの種類に寄らず一定の値を取り、計算上は0.812として扱われる事が多い。
同じ言葉でn回目に誉めた時の速度は元の速度とv、そして「πpuの(n-1)乗」との積で求めることができる。
例えば「まっすぐなパイプだ！」という言葉で2回褒めたとき、2回目の効果は1回目の効果の0.812倍になる。

◆褒誉加速係数v
1回誉めると元の速度からどれくらい早くなるかを示す。（1+v）倍の速さになる。
v=1.0のときは（1+1）倍、つまり1回誉めただけで元の速度の100%増し＝2倍の速さでカッ跳んでく事になる。
パイプの品質により個体差がある。

◆語彙力
パイプの操者がどれくらいの種類の誉め言葉を使うことができるかを示す値。計算の結果小数点以下の端数を持つこともあり得るが、対象の語彙力の値を求める設問では整数値で回答されることを期待したものが多いことに注意。計算式上はGと表記されることがある。

◆連続褒誉間隔
パイプの操者が1度パイプを誉めたあと、次にパイプを誉めるまでに必要とする最小の時間。
次に使う誉め言葉を考えたり、誉める場所を探したりする時間である。
特記がない限り、単位は秒である。

◆暗黙の時間省略
パイプ力学において通常は明記されない暗黙のルール。
今のところ以下の2つがある。
・パイプを誉める行為そのものに必要とされる時間は机上の計算問題では無視可能(=0秒)であるとする
・褒誉加速係数vは誉め言葉の内容によらず一定であるとする
計算値と実測値との間に大きな差が出た場合はこれが誤差の原因になっていることが多い。