【PFLS】行く当てのないハネムーン【アフター】

「…………愛せる筈が無い……あれは…クロクスは、私から貴様を奪ったのだぞ？」
「自分の娘なのに、魔法の暴発事故だと分かっていても赦せなかったの？」
「ああ。」

「愛想が尽きたなら魂の連結を切れ、◇◇◇◇。肉体を得た奇跡がいつまで続くかは知らんが、私は例え独りになったとしても……この肉体が消え、いつ消えるとも知れぬ亡霊に成り下がったとしても……消えない方法を探し出すさ。この魂が満ち足りるまで、意地でも生き抜いてやる。」
「『私の愛』は意地っ張りね。本当に愚かなひと。…そこが可愛らしいのだけれども、ね。」
「…意地だけでも張らねば、私のような男には何も残るまい。」

◇◇◇◇◇

■pixivファンタジアLS【illust/72934234】アフターへの投稿作品です。
■非公式イベント「死の先を征け！」【illust/73858808】よりタグをお借りしております。
■「鉄斧の誇り」【illust/73980414】で敗れ去った後の彼と、産まれたてのクロクスが最初に〈黒魄ノ織〉に取り込んだある竜のお話。
■本編はこちら【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11086078】

自キャラ
■黒魄ノ織 カール【illust/73840881】
※娘のクロクス【illust/73012719】の身体を乗っ取っていた時の姿