【PFAOS】憂いと混ざりもの【原初の星光石】

「兄さんのその言葉はぜんっぜん信頼ならない」
「あはは、レティは随分と手厳しくなったなあ」
「ギルドの皆さんも大丈夫だーなんて言って、事件が起きたりしたもの。それから、」

「レティ。外で出逢った人達のことは好き？」
「……――うん。とっても、大好きよ！　ロラン兄さんは？」
「俺も、大好き」

■ふたりの軌跡三本目。こちら【illust/80401711】でローレンスの片眼が金目になってる理由と原因。とはいえ動けないほどでもないし治せるわけでもないので、どうかお気になさらず。ローレンスは元気です。金目になってる理由を聞くと「優しい恩人からの贈り物」と笑います。
■加護のおかげで普段よりも思い通りに各種行使できるので、終章中のみ氷剣を生成してぶん回します（普段はやりません）。また、微精霊たちに危ないだの逃げろだの常に周辺で囁かれていますのでちょっぴりピリピリしてますが、皆さんへの対応は基本的にそのままです（対レティシアのみ口調が崩れてます。微精霊さんたちを認識できる方ならローレンス周辺の騒がしさがわかるかもしれません）

■事情のありとあらゆるを知っているわけではないとはいえ、ライラプスさん【illust/80189724】は目的を果たしてそうしてどこに辿り着くのだろうか。他の誰かが止める可能性もないわけではなく、かといって止められなかったとしても果たして、と。とはいえど重ねるのはあまりにも無礼千万であるし、言葉にされなきゃ経緯を知るひと以外は汲み取れるべくもないので。
■きっと何かをなせるならば彼等なのだろうことは理解しているので、レティシアは引き続き皆様をお守りします。最後までこの場所にいさせてくださいね。

■最後の最後に自キャラファンタジア！シリアスになりきれませんでした……！とはいえこちらが期間中最後の作品になると思われます。構ってくださった皆様に心より感謝御礼を！

■お借りしました
ライラプスさん【illust/80189724】

妹的存在に剣術仕込んだのはこいつですローレンス【illust/79195188】
キミはだいたいいっつも誰かの心配をしていたなあレティシア【illust/79157481】

――以下、設定面の補足につき不要な方等は自衛願います――

■ローレンスは人間と翼人に加え、母親の遠い祖先から連なる精霊の血統でもあります。が、赤子のローレンス自身か、或いは胎児だった彼ごと母親が「神降ろし」の対象となった結果、別のものの干渉を受けました。それに耐えきれず溶けかけたところを滑り込んで干渉した「カミサマ」が抑止を試み、継ぎ接ぎをすることで命を繋ぎ止めました。
■ローレンスはこのことを後に夢見によって「カミサマ」から聞いて知っています。と同時に父母から授けられた最初の贈り物である自分の名の意味と愛に触れました。
■「カミサマ」は本当に神様なのかはわかりませんが、淡い虹色を纏ったとても美しい竜だったようです。その神々しさからローレンスは「カミサマ」と呼びます。金色の目は彼、あるいは彼女からの贈り物で護りそのものです。
■この概ねを知っているのはレティシアただ一人です。

――補足終了――