【ポケクロ学園】準備万端【交流】
体育祭当日。
こういうイベントってのは天気も大事になってくるモンだが、今日は最高の晴れ空が広がっていた。身体を動かすにはもってこいの天気だ。今日のためにと《これ》を準備した甲斐があった。意気揚々と《これ》を見下ろすと、シング自身も気合が入ってくる。
いい気分のまま先ほど受け取った鉢巻を結んでいると、後ろから声をかけられた。
「うわあ!すごいお弁当ですね!その重箱どうしたんですか?」
「クレハか。せっかくのイベントだしな、少し気合入れて作ってみたぜ」
「これ全部シングくんが……ですか?」
「え!それお歌くんが作ったの!?」
シングに続いた上からの声にふたりして顔を上げると、そこにはカメラを構えたネネがいた。ふわふわと浮きながら、シングたちと重箱をレンズに収めている。そういえば新聞部で体育祭中も取材をして回るという話を聞いたな。まだ競技前だがもう始めているってことなんだろう。
「まあな!」
「…何だか意外ですね」
「失礼な。オレだって料理ぐらいするぜ。んなこと言うなら後で一口もやんねーぞ?」
「えぇーっ!!」
「お前たち騒ぎ過ぎるなよ」
横から聞こえた声に振り向くと、ツルギが難しそうな顔をしてこちらを見ていた。腕章を付けて見回りの最中だったのだろう。ご苦労なこった。
「騒いでねぇっての!ツルギは今年も間違われねぇように気を付けろよー」
「余計なお世話だ!お前こそ真面目に競技に取り組めよ!」
「わぁってるよ!」
ぶっきらぼうに手を振って返事をすると、ツルギはキッと睨み返すも渋々とその場を離れていった。多分別のところの見回りにでも行くんだろう。……後で弁当を一口やろうか。
校舎の影に入っていくツルギを見送っていると、不意にネネがポンと手を叩いた。
「そーだ!せっかくだし、お歌くんの決意表明とか聞いてもいいかな?」
「その呼び名通すのかよ。──ま、やるからには当然優勝だよな!手は抜かねぇ。それと、新曲のテーマも良いやつ探さねぇと」
そこまで話して、ふと思いついた。
「そーだ。テーマに《全力》ってのもありだよな。よっしゃ、ありがとな!」
「??よく分かんないけどどういたしまして!」
「シングくん良かったね」
そう言ってにっこり笑うクレハに機嫌よく返事を返す。幸先の良いスタートが切れ、シング自身もだいぶテンションが上がってきていた。
今日は楽しい一日になりそうだ。
◆───
シングの体育祭ログインになります。
手製の弁当(重箱)を持ってきています。かなりの量がありますので、つまみ食い等をしても大丈夫です。ご自由にお使いください。
インタビューシーンを含めておりますので、みんなのボイスタグを付けさせて頂きます。
*蒐集メロディーラインにて収集したテーマ 《全力》
何かありましたらお気軽にDMまで。
◆───
お借りしました!
クレハちゃん【illust/80481235】/ 体育祭のすがた【illust/81269273】
ネネちゃん【illust/80481185】/ 体育祭のすがた【illust/81261575】
ツルギくん【illust/80481471】/ 体育祭のすがた【illust/81297771】
シング【illust/80481108】/ 体育祭のすがた【illust/81261952】
こういうイベントってのは天気も大事になってくるモンだが、今日は最高の晴れ空が広がっていた。身体を動かすにはもってこいの天気だ。今日のためにと《これ》を準備した甲斐があった。意気揚々と《これ》を見下ろすと、シング自身も気合が入ってくる。
いい気分のまま先ほど受け取った鉢巻を結んでいると、後ろから声をかけられた。
「うわあ!すごいお弁当ですね!その重箱どうしたんですか?」
「クレハか。せっかくのイベントだしな、少し気合入れて作ってみたぜ」
「これ全部シングくんが……ですか?」
「え!それお歌くんが作ったの!?」
シングに続いた上からの声にふたりして顔を上げると、そこにはカメラを構えたネネがいた。ふわふわと浮きながら、シングたちと重箱をレンズに収めている。そういえば新聞部で体育祭中も取材をして回るという話を聞いたな。まだ競技前だがもう始めているってことなんだろう。
「まあな!」
「…何だか意外ですね」
「失礼な。オレだって料理ぐらいするぜ。んなこと言うなら後で一口もやんねーぞ?」
「えぇーっ!!」
「お前たち騒ぎ過ぎるなよ」
横から聞こえた声に振り向くと、ツルギが難しそうな顔をしてこちらを見ていた。腕章を付けて見回りの最中だったのだろう。ご苦労なこった。
「騒いでねぇっての!ツルギは今年も間違われねぇように気を付けろよー」
「余計なお世話だ!お前こそ真面目に競技に取り組めよ!」
「わぁってるよ!」
ぶっきらぼうに手を振って返事をすると、ツルギはキッと睨み返すも渋々とその場を離れていった。多分別のところの見回りにでも行くんだろう。……後で弁当を一口やろうか。
校舎の影に入っていくツルギを見送っていると、不意にネネがポンと手を叩いた。
「そーだ!せっかくだし、お歌くんの決意表明とか聞いてもいいかな?」
「その呼び名通すのかよ。──ま、やるからには当然優勝だよな!手は抜かねぇ。それと、新曲のテーマも良いやつ探さねぇと」
そこまで話して、ふと思いついた。
「そーだ。テーマに《全力》ってのもありだよな。よっしゃ、ありがとな!」
「??よく分かんないけどどういたしまして!」
「シングくん良かったね」
そう言ってにっこり笑うクレハに機嫌よく返事を返す。幸先の良いスタートが切れ、シング自身もだいぶテンションが上がってきていた。
今日は楽しい一日になりそうだ。
◆───
シングの体育祭ログインになります。
手製の弁当(重箱)を持ってきています。かなりの量がありますので、つまみ食い等をしても大丈夫です。ご自由にお使いください。
インタビューシーンを含めておりますので、みんなのボイスタグを付けさせて頂きます。
*蒐集メロディーラインにて収集したテーマ 《全力》
何かありましたらお気軽にDMまで。
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クレハちゃん【illust/80481235】/ 体育祭のすがた【illust/81269273】
ネネちゃん【illust/80481185】/ 体育祭のすがた【illust/81261575】
ツルギくん【illust/80481471】/ 体育祭のすがた【illust/81297771】
シング【illust/80481108】/ 体育祭のすがた【illust/81261952】
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2020-05-07 00:19
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