【ポラリス】ウーシン【第3期】
今期もよろしくお願いします/企画元様:ポラリスの英雄歌【illust/80979654】
「有益な情報感謝しますよっと、いやぁ聞いてみるもんだ」
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▼名前:ウーシン(Wu-Xin/霧勳)
▼年齢:外見11歳程度/28歳 ▼性別:男性 ▼身長:145cm/177cm
▼所属国:白雨国 ▼総ポイント:125pt ▼運命数:2
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【関係者】
父:不明(※モブ婚姻)
母:カシュカ(50pt)/【illust/83867752】
「殆ど記憶にないってのが正直なところでな。…ただなぁ、俺が今この仕事選んで海に出たってのも、もしかしたらそういう因果なのかもなってのは時々思うけどな」
(『亀甲堂』ねぇ……いつか場所が分かったんなら、一度顔出しておいたほうが良いんだろうなたぶん)
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【性格/personality】
仕事上人付き合いは苦ではないが、プライベートとはまた住み分けをする男。
知人は多いが個人での友人は少ないほうが楽だなぁと思っている。
現状では呪いと判断した謎の曰く体質をなんとかするべく、「良い夢を観ている間に淀みもスッキリ」という宣伝のもと、自身の能力を情報対価として使いながら手がかりを探っている。
夢の女(※祖母/白雨国で元気に存命)が言う「居場所を定める」ことがどういう事なのか、わかってはいるつもりだが、性格上自分からはなかなか一歩、その一手を出せないでいる。
寿命は姿のゆらぎもあってか、60年程度。
▼note/扱う品は骨董に雑貨、漢方、燻した水草等、母親の生家である『亀甲堂』からの伝統のもの(※母親が残した技術書、レシピなので独自解釈の可能性)を含め何でも屋と化している。
【skill/夢酔の漕手(ムスイノソウシュ)】
先々代の伴侶側の影響か、他者の持つそれぞれの「水の音」を聴くことができる能力を持ち、その者の置かれている状況を何とはなしに知ることができる。祖母側の特色が強く出、外見にゆらぎが生じているが、定住地を見つけると常人と同じように安定し年相応に外見も年をとるようになる。
【洒呪祝縁(サイジュシュクエン】
対象者に一時「良い夢」を観せ、気の淀みを濯ぐことで、僅かに運気を呼び込む。
ここで会ったも何かの縁、良事のひとつやふたつ無いとやってられんでしょうよ、と割と商談時の対価以外でも気前良く使っていたりする。
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◆種族補足
亀人族/つんず様【illust/82746185】
夢にまつわる名無しの種族/当方一期CS【illust/82674046】
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❖素敵なご縁をいただきました/ティルロさん【illust/84717460】
寄港先のひとつであるとある港町、もはや慣例となった現地での商談、そして呪いの手掛かりのための聞き込みをしていたところ、一人の女性に話しかけられた。商談と聞き込みだと返せば、少し思案した後にふむ、と感心したように頷き「幼子なのに働き者だな」と言葉が続く。
まぁ、信じないとは思うけどな。一応訂正させてもらうとこれでも28年生きてるわけよ、ちょっと事情が事情でこんなナリではあるけど。
そう言って彼女の顔を仰ぎ見れば、てっきり笑われるかと思ったが、きょとんと瞳を一度瞬かせ「冗談だろう」と真顔で返されてしまった。
◇ ◇ ◇
見たままに真面目、ところによっては融通が利かないところはあるみたいだが、「これも縁だ」と言っては近頃物騒になった旅程に護衛をと快く引き受けてくれた事はとても有難いことだ。が、曲がりなりにも商人である自分からしてみれば、対価、――報酬を提示しないままに善意だけに乗っかってしまってよいものかとも思う。そう切り出せば、己が力で叶える目標しかないし、鍛錬のついでだと何でもないように言われてしまった。
無欲ってのも考えもんだよなぁ、と心の中で独り言ち、ならそのおまえさんの気持ちに甘えさせてもらいますよ、と返すことしかできなかった。
「名前聞いてなかったな。俺はウーシンだ、よろしくな」
◇ ◇ ◇
夕刻、陽が落ちるといつものように姿が移ろい元のあるべき姿へと戻る。驚きを隠せないといった顔をしている目の前の彼女には肩を竦めてみせる。ほら言ったろ。
「聞き込みの理由はこれだ。呪いだか何だか知らないが、何年か前からずっとこんな調子でね。」
もし、ティルロ、おまえさんさえ良けりゃその見通しの便利そうな眼と、折り紙付きの強さを信用させてもらってもいいかい、護衛を頼んでもいいかい。
◇ ◇ ◇
少なくとも半年の陸での旅程での護衛と思っていたものが、いつしか一年となり、二年となり、気が付けば隣に居ることが普通になっていた。商船での旅も、陸での旅でも変わらずその行く先で様々なものを見て、聞いて、以前では気にも留めていなかったものに興味を示すことが増えた。
あれこれと聞かれれば答え、みるものきくものに新鮮な反応をする彼女に感化されたのかもしれないと思う。何とも自分は自分が思っていた以上に単純だったのだと苦笑するが、それでもいい。
いつだったか、世間話をするかのようなさらりとしたその口調に危うく聞き逃してしまうところだったが、種族上、共に居られる時間は長くはないことと、そう遠くはない彼女との別れを知ることとなってから、「姿のうつろい」はその日を境になくなった。
油断をすればその姿は漂い流れてうつろってしまう。それを手を引いて留めてくれる人こそ「縁よすが」なのだ。居場所を見つけるとはどういうことか、初めから理解はしているつもりだったが実際には解らずにいたのかもしれないな、とふと隣を見遣りながらぼんやりと考える。
どうしたニヤニヤして。と訝しげな視線とそれにわずかに気遣う声音を聞けば、何でもないさね、と思わず笑いと照れくささが滲む。夜の酒場の喧騒と陽気な音楽、歌声と笑い声、そのどれもに掻き消されながら、どうか聞こえていませんようにと願う。
「おまえさんに逢えて良かったよ、ティルロ」
(11/9 素敵なご縁をありがとうございました)
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◆婚姻・既知・交友関係
海路、商業、同業者、呪い関連等、なにかピンとくるものがございましたらお気軽に。
メッセージについては通常即日~3日以内には返信させていただきます。
2020/11/09 編集済
「有益な情報感謝しますよっと、いやぁ聞いてみるもんだ」
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▼名前:ウーシン(Wu-Xin/霧勳)
▼年齢:外見11歳程度/28歳 ▼性別:男性 ▼身長:145cm/177cm
▼所属国:白雨国 ▼総ポイント:125pt ▼運命数:2
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【関係者】
父:不明(※モブ婚姻)
母:カシュカ(50pt)/【illust/83867752】
「殆ど記憶にないってのが正直なところでな。…ただなぁ、俺が今この仕事選んで海に出たってのも、もしかしたらそういう因果なのかもなってのは時々思うけどな」
(『亀甲堂』ねぇ……いつか場所が分かったんなら、一度顔出しておいたほうが良いんだろうなたぶん)
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【性格/personality】
仕事上人付き合いは苦ではないが、プライベートとはまた住み分けをする男。
知人は多いが個人での友人は少ないほうが楽だなぁと思っている。
現状では呪いと判断した謎の曰く体質をなんとかするべく、「良い夢を観ている間に淀みもスッキリ」という宣伝のもと、自身の能力を情報対価として使いながら手がかりを探っている。
夢の女(※祖母/白雨国で元気に存命)が言う「居場所を定める」ことがどういう事なのか、わかってはいるつもりだが、性格上自分からはなかなか一歩、その一手を出せないでいる。
寿命は姿のゆらぎもあってか、60年程度。
▼note/扱う品は骨董に雑貨、漢方、燻した水草等、母親の生家である『亀甲堂』からの伝統のもの(※母親が残した技術書、レシピなので独自解釈の可能性)を含め何でも屋と化している。
【skill/夢酔の漕手(ムスイノソウシュ)】
先々代の伴侶側の影響か、他者の持つそれぞれの「水の音」を聴くことができる能力を持ち、その者の置かれている状況を何とはなしに知ることができる。祖母側の特色が強く出、外見にゆらぎが生じているが、定住地を見つけると常人と同じように安定し年相応に外見も年をとるようになる。
【洒呪祝縁(サイジュシュクエン】
対象者に一時「良い夢」を観せ、気の淀みを濯ぐことで、僅かに運気を呼び込む。
ここで会ったも何かの縁、良事のひとつやふたつ無いとやってられんでしょうよ、と割と商談時の対価以外でも気前良く使っていたりする。
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◆種族補足
亀人族/つんず様【illust/82746185】
夢にまつわる名無しの種族/当方一期CS【illust/82674046】
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❖素敵なご縁をいただきました/ティルロさん【illust/84717460】
寄港先のひとつであるとある港町、もはや慣例となった現地での商談、そして呪いの手掛かりのための聞き込みをしていたところ、一人の女性に話しかけられた。商談と聞き込みだと返せば、少し思案した後にふむ、と感心したように頷き「幼子なのに働き者だな」と言葉が続く。
まぁ、信じないとは思うけどな。一応訂正させてもらうとこれでも28年生きてるわけよ、ちょっと事情が事情でこんなナリではあるけど。
そう言って彼女の顔を仰ぎ見れば、てっきり笑われるかと思ったが、きょとんと瞳を一度瞬かせ「冗談だろう」と真顔で返されてしまった。
◇ ◇ ◇
見たままに真面目、ところによっては融通が利かないところはあるみたいだが、「これも縁だ」と言っては近頃物騒になった旅程に護衛をと快く引き受けてくれた事はとても有難いことだ。が、曲がりなりにも商人である自分からしてみれば、対価、――報酬を提示しないままに善意だけに乗っかってしまってよいものかとも思う。そう切り出せば、己が力で叶える目標しかないし、鍛錬のついでだと何でもないように言われてしまった。
無欲ってのも考えもんだよなぁ、と心の中で独り言ち、ならそのおまえさんの気持ちに甘えさせてもらいますよ、と返すことしかできなかった。
「名前聞いてなかったな。俺はウーシンだ、よろしくな」
◇ ◇ ◇
夕刻、陽が落ちるといつものように姿が移ろい元のあるべき姿へと戻る。驚きを隠せないといった顔をしている目の前の彼女には肩を竦めてみせる。ほら言ったろ。
「聞き込みの理由はこれだ。呪いだか何だか知らないが、何年か前からずっとこんな調子でね。」
もし、ティルロ、おまえさんさえ良けりゃその見通しの便利そうな眼と、折り紙付きの強さを信用させてもらってもいいかい、護衛を頼んでもいいかい。
◇ ◇ ◇
少なくとも半年の陸での旅程での護衛と思っていたものが、いつしか一年となり、二年となり、気が付けば隣に居ることが普通になっていた。商船での旅も、陸での旅でも変わらずその行く先で様々なものを見て、聞いて、以前では気にも留めていなかったものに興味を示すことが増えた。
あれこれと聞かれれば答え、みるものきくものに新鮮な反応をする彼女に感化されたのかもしれないと思う。何とも自分は自分が思っていた以上に単純だったのだと苦笑するが、それでもいい。
いつだったか、世間話をするかのようなさらりとしたその口調に危うく聞き逃してしまうところだったが、種族上、共に居られる時間は長くはないことと、そう遠くはない彼女との別れを知ることとなってから、「姿のうつろい」はその日を境になくなった。
油断をすればその姿は漂い流れてうつろってしまう。それを手を引いて留めてくれる人こそ「縁よすが」なのだ。居場所を見つけるとはどういうことか、初めから理解はしているつもりだったが実際には解らずにいたのかもしれないな、とふと隣を見遣りながらぼんやりと考える。
どうしたニヤニヤして。と訝しげな視線とそれにわずかに気遣う声音を聞けば、何でもないさね、と思わず笑いと照れくささが滲む。夜の酒場の喧騒と陽気な音楽、歌声と笑い声、そのどれもに掻き消されながら、どうか聞こえていませんようにと願う。
「おまえさんに逢えて良かったよ、ティルロ」
(11/9 素敵なご縁をありがとうございました)
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海路、商業、同業者、呪い関連等、なにかピンとくるものがございましたらお気軽に。
メッセージについては通常即日~3日以内には返信させていただきます。
2020/11/09 編集済
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2020-10-06 03:24
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