A400M

1980年代、将来的にはC-130やC-160も旧式化するとの展望のもとに開発の始まった、欧州共同開発の戦術輸送機である。ソビエト崩壊に伴う冷戦終結、開発参加国の増加とともに開発要件は変遷しつづけ、おかげで開発作業も難航して、21世紀にようやく初飛行を迎えた労作。公式には「アトラス」、制定以前には「グリズリー」とも呼ばれていた。ちなみに、型番最後の「M」は、軍用を表す符号である。


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