汐里

　パンドラの箱を開ける展開を得意とする、世紀末にコナン活動をしていたオタク女子。友人にすら「えげつない」と評されるほど悪知恵に長け、常に予想斜め45度を行くと言われる。時々思い出したように作品を書くが、書いているうちにどんどん脇キャラが好きになっていき、大抵最後には誰が主役なのか分からなくなっていくのが通常運転。
　ぶっちゃけますと21世紀からひょんな事で.お巡りさんになってしまい事件捜査にも関わるようになり「真実は現場ではなく取調室で明らかになる」という考えに至り活動休止しました。この度晴れて(？)一般ピープルに戻ったので執筆活動を本格的に再開。
　実は工藤新一もコナンもキャラ的には嫌いです。ただ彼を中心に据えると話の構造が決めやすいので重宝している。
　服部くんは好きでしたが、20年経っても成長しない彼に不安を覚える今日この頃。元々編集さんに提案されて生まれたキャラであり、新一のライバルというより『かませ犬』にされているようで不憫。灰原さんは純粋に愛してます。蘭については嫌いよりの無関心。でも通常では有り得ない言動から、トリックスターとして起用しています。
　小五郎さんについては「警察を辞職した理由」は知ってるけど、何で似て非なる探偵という職業を選んだのかが不思議。警察と探偵は全然違うぞー。そして当時あの若さで捜査一課だったという事は警察署での刑事勤務経験はなかったのでしょうな。
　刑事の醍醐味は担当した被疑者と向き合ってその人生をなぞり、犯行に至るまでの心情を聞き出すことにより人の心の業を知る事なのだが、コナン世界の警察官は逮捕にしか興味がないもんね。真理(心理)の迷宮は奥深いのに。