待井健一

坂と階段と身を寄せ合うような家々で
形作られた、迷路のような町。
生活の匂いはするけれど、
歩いている人には出会わない。
近所のようで、異国のような。
いつも夕暮れ時の心地よさと寂しさが隣にある。
そんな町の、とある時刻。とある場所。

色鉛筆とアクリル絵の具で細やかに綴る、
少しだけ非日常な世界をお楽しみください。

風景 works (37)