【C:B】最奥にて【公式】
剣神島最奥、そこは人では辿り着けないとされた神の領域⋯とはされているが人のままここに辿り着いた者がいた様だ。
「もしやと思って来てみたけど⋯やっぱり外の世界に行ってる間は私でも観測できないか⋯」
ランタンで暗闇を照らしながら、1つの人影が闇を進む。
神妙な表情で進む彼女はやがて下に落ちていた古びた手帳を拾い上げた。
「すごいなぁ⋯さすがは冒険王だ。」
手帳を照らしながらその女性はここにはいない手帳の持ち主に対して称賛を送った。
彼女はこの星の記憶と歴史を司る神、アカシ・クレコ。
自身の観測より外れていたこの島に1人で訪れていた。
「きっと今の星でコレを解読できるのは不死王ぐらい⋯」
ランタンを壁に向けるとそこには大量の文字の様な羅列が並んでいる。
遥か古代に書かれたソレは侵略戦争の真実ついて書かれたモノだ。
この事実について知っている者はほんの一部の神だけ。
本来であれば残っていてはいけないモノなのだが解読がほぼ不可能なのもあり放置されていたモノだった。
しかし、この島が帰還した事で何かを感じ取ったクレコはここに訪れた。
その手帳は島と共に消えた冒険家、ワーグラムの物。
内容は古代文字を解読したがモノが走り書きされている。
恐らくは神域に踏み込む事が出来た彼が寄生魔剣に侵されながらも解読を行なったのであろう。
「だけどコレは⋯残念だけど公表する訳にはいけないんだ⋯」
手帳を閉じ、クレコは懐にソレをしまう。
神話じゃ神話のまま。
事実を知っていたかつての神が書いた壁画に視線を移すとクレコは軽く手をかざす。
壁にはゆっくりとヒビが入っていき、やがて音を立てて崩れ去った。
「慈悲深き女神はそのまま死んだんだ。それが本当でいいんだよ。」
クレコはそのまま、闇に溶ける様に消えていった。
アカシ クレコ【illust/98615251】
剣神島【illust/99624997】
公式イベント 暴剣王【illust/99625150】
交流企画CHAOSBIOTOP【illust/97607356】
「もしやと思って来てみたけど⋯やっぱり外の世界に行ってる間は私でも観測できないか⋯」
ランタンで暗闇を照らしながら、1つの人影が闇を進む。
神妙な表情で進む彼女はやがて下に落ちていた古びた手帳を拾い上げた。
「すごいなぁ⋯さすがは冒険王だ。」
手帳を照らしながらその女性はここにはいない手帳の持ち主に対して称賛を送った。
彼女はこの星の記憶と歴史を司る神、アカシ・クレコ。
自身の観測より外れていたこの島に1人で訪れていた。
「きっと今の星でコレを解読できるのは不死王ぐらい⋯」
ランタンを壁に向けるとそこには大量の文字の様な羅列が並んでいる。
遥か古代に書かれたソレは侵略戦争の真実ついて書かれたモノだ。
この事実について知っている者はほんの一部の神だけ。
本来であれば残っていてはいけないモノなのだが解読がほぼ不可能なのもあり放置されていたモノだった。
しかし、この島が帰還した事で何かを感じ取ったクレコはここに訪れた。
その手帳は島と共に消えた冒険家、ワーグラムの物。
内容は古代文字を解読したがモノが走り書きされている。
恐らくは神域に踏み込む事が出来た彼が寄生魔剣に侵されながらも解読を行なったのであろう。
「だけどコレは⋯残念だけど公表する訳にはいけないんだ⋯」
手帳を閉じ、クレコは懐にソレをしまう。
神話じゃ神話のまま。
事実を知っていたかつての神が書いた壁画に視線を移すとクレコは軽く手をかざす。
壁にはゆっくりとヒビが入っていき、やがて音を立てて崩れ去った。
「慈悲深き女神はそのまま死んだんだ。それが本当でいいんだよ。」
クレコはそのまま、闇に溶ける様に消えていった。
アカシ クレコ【illust/98615251】
剣神島【illust/99624997】
公式イベント 暴剣王【illust/99625150】
交流企画CHAOSBIOTOP【illust/97607356】
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2022-08-19 10:39
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