マ一○三弾薬筒
隼をはじめ、陸軍の各種戦闘機に装備された一式十二粍七固定機関砲で使用された弾薬です。(寸法と名称のうち緑字の所は類推・実測による)瞬発信管を装着していたため発火率は非常に高く、射撃試験ではボール紙一枚の的でもかなり確実に発火したといいます。信管の刻印は昭和18年9月東京第一陸軍造兵廠製の例で、頭部に刻された「ヲ」はその中でも大宮製造所製を示します。この信管は、後に空気信管に変更されました。旧軍関係者の中にはこの弾丸を我国オリジナルとする主張もあるようですが、信管の構造などからしてイタリア製榴弾のコピーであることを疑う余地はありません。 ・・・あ。薬莢ネック部のカシメを描き忘れてた。
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2010-04-21 01:15
Comments (6)
やはり実物を参考に塗ると割合それっぽく見えやすくなります。それでもまだ光沢具合は改善の余地ありかなと思っています。それと、これの装薬は管状のビーズみたいな形で、現用の弾薬でも同じような形のがあると聞いています。
まさしく黄銅色、丁寧な描き込みに脱帽です。装薬はペレット状だったのですね。アルミ…重要国防資源がこんな所に!
お褒めいただきありがとうございます。絵の参考は主に米軍の弾薬マニュアルですが、実物(勿論火薬は入ってません!)もパソコンの横に置いて見て光沢を確認しています。こういうのは3Dソフトを使えば楽なんでしょうけど、無いので何とかフォトショだけで頑張っていますw
随分タイトな信管だったんですねー プロの工業用デザインを思わせる絵のクオリティに脱帽です。
そうです。標的にボール紙を使ったのですが、それでも作動したほど信管が鋭敏だったのです。もっとも、実戦では発砲直後に炸裂してしまい、機体を損傷した事例もありましたが・・・。
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