魔を喰らう両棲爬竜～ワニモリ～

名称:ワニモリ
全長:15～20m
炎を纏った魔鰐・サラマンダイル(illust/102092066)の｢原種｣でもある巨大なワニの魔物。
頭部の付け根から伸びる両生類のようなエラが特徴的であり、息継ぎすることなく水中で活動可能。これといった特殊能力はないが、全身を覆う鎧のような硬い鱗はあらゆる物理攻撃も魔法もよせつけず、無数の牙が生えたアゴは強大な魔物をも容易く噛み砕き糧にしてしまう。そのうえ寿命は平均でも200年は優に生きるといわるほど長く、永い年月を経て身体に蓄積された魔力のよって鱗の強度やアゴの破壊力、そして体格はさらに増大していくとされる。
獲物を求めて寒冷地以外の様々な環境に進出、適応しており棲息域は意外と広く、その過程でサラマンダイルなどの様々な環境や魔力で進化した派生種が生まれているという。｢新都市トライドール｣の地下水路でも大量発生した魔物達を捕食しに来たと思われる個体が目撃されている。

……また、通常個体から稀に産まれ、遥かに巨大(最大全長25m)かつ強大に成長するとされる｢白いワニモリ｣が地下水路のどこかにも棲み着いていると噂されている……。

PFSOZ(illust/101965643)
第一章(illust/102305077)