魔を宿す七面鳥~エレメンチョウ~
名称:エレメンチョウ(エレメンターキーとも)
全長:1.2m
秋の終わりから年末にかけてゼラルディア中に大量発生する魔力を取り込み進化した七面鳥(シチメンチョウ)。
一見すると見た目も生態もごく普通の七面鳥であり、果実や種子、小動物を食べて群れで暮らしており、肉がとても美味しいため肉食の魔物や人間に獲物として狙われる非力な存在である。
しかし、ひとたび襲われると防衛本能から内に秘めたる魔力を解放してその姿を変化させ、群れを守るため仲間とともに猛反撃を仕掛けてくる。普段の姿である「ノーマル」から7種類の属性の姿に変化することができ、それぞれ顔の色からトサカ、風切羽、尾羽、胸の飾り羽などの形質、更には戦法や群れでの役割、肉の味といった生態が大きく変化する。
以下、属性ごとの姿と生態について
・「火エレメンチョウ」
火属性に変化したエレメンチョウ。各所の羽毛は炎に変化しており、顔全体が真っ赤に染まり、トサカは炎のように常に揺らめいている。
群れでは率先して外敵に立ち向かう特攻隊長であり、全身に炎を纏って飛び立ち強烈な体当たりや蹴りを仕掛ける。寒い場所では群れを暖めるためにこの姿になることも。
肉はほどよくスパイスが効いてて旨く、調理せずともそのまま食べられる。
・「草エレメンチョウ」
草属性に変化したエレメンチョウ。各所の羽毛は青々とした葉っぱに変化し胸には小さな果実が実っている。顔は黄緑や緑に染まり、トサカはゼンマイや蔦のように巻かれている。
食べた植物の種を口から連続で発射したり、葉の羽毛で切りつけたりできるが、群れでの役割は傷ついた仲間を助けるヒーラー寄り。葉の羽毛の香りや胸の果実には傷を癒し体力を回復させる効果があり、更に一時的に周囲の植物を活性化させて仲間達の食糧を生み出す。
葉っぱの羽毛と果実はハーブやスパイスのような薬味にもなり、それを用いて肉を調理すればより美味しくなる。
・「毒エレメンチョウ」
毒属性に変化したエレメンチョウ。顔とトサカは紫やピンクに毒々しく染まり、各部の羽毛は羽軸だけになり鋭い毒針に変化している。
その影響で飛ぶことができないが、翼を羽ばたかせることで猛毒の仕込まれた毒針を発射することができ、発射されてもすぐに新しく生えてくる。群れでは遠距離から外敵を狙撃するスナイパーだけでなく、全身から毒の煙幕を噴射したりして相手を牽制し状態異常に陥らせる妨害役も勤める。
毒抜きすれば肉を食べることができ、抽出された毒も使いようによっては薬にもなる。
・「石エレメンチョウ(鋼エレメンチョウ)」
石や鋼の属性に変化したエレメンチョウ。顔は黒や灰色に変色し、トサカは太く短い角になっている。胸の羽毛は尖った石になり、風切羽や尾羽の先は硬質で鋭利な刃になっている。
鋼の刃となった羽毛の攻撃は重々しくも強烈な一撃を発揮し、身体や羽毛も岩石のように重く硬く変化しているため非常に打たれ強い反面、重すぎて飛ぶことができず歩きもやや遅い。群れではその強靭な身体を生かし、仲間を守る護衛兵のような役割を担っている。
肉は固いが日持ちがよく保存食向き。また、鉱物化した羽毛は素材としての価値が高い。
・「雷エレメンチョウ」
雷属性に変化したエレメンチョウ。顔は黄色く染まり、トサカは後ろ向きに伸びている。各部の羽毛は金色の雷のように逆立ち、常に帯電している。
全身を帯電させて飛翔してからの突撃やトサカから電撃を放って標的を感電させるなど、電気を用いた攻撃は遠近ともに強力。さらに電気の力で身体能力を活性化させることで、どの形態よりも素早く走ったり、飛行することが可能。そのため、群れでは遠くの敵や餌場などを探す偵察役を勤めている。
肉はピリピリと酸味が効いておりとても美味しい。羽も乾燥させ粉末にすればスパイスとして活用できる。
・「氷エレメンチョウ」
氷属性に変化したエレメンチョウ。顔は氷のように蒼白であり、トサカはまるで一角獣のように細長く鋭い角になっている。各部の羽毛は水晶のように美しく凍結しており、特に風切羽は剣のように鋭利に研ぎ清まされている。
群れではまさに騎士のような立ち位置にあたり、冷気を纏い凍結した刃の翼で外敵に美しく立ち向かう。さらに斬られた場所は冷気によって凍りついて凍傷になってしまい、敵の部位や体力、そして体温をどんどん奪いながら冷酷に追い詰めていくかなり危険度の高い形態でもある。
肉は霜降り状態になっていてとても旨く、凍結した角や羽毛は装飾品としての価値が高い。
・「水エレメンチョウ」
水属性に変化したエレメンチョウ。顔は真っ青に染まり、トサカは上向きに反り返っている。各部の羽毛は水玉模様と水滴のようなかたちをしており、水のように青く潤った独特な質感になっている。
体内に蓄えた水を圧縮してレーザーのように発射そたりなど水を用いた侮れない戦闘能力を持っており、更にその水には仲間の状態異常を洗い流してしまう効果もあるなど草属性同様にヒーラーとしての能力も高い(ただ、火属性や雷属性は属性の相性が悪いため、経口摂取させている)。泳ぎも上手く、群れでは水路や水分を確保する役割を担う。
肉は水分が多いため、スープや鍋の出汁としても美味しく味わえる。
PFSOZ(illust/101965643)
全長:1.2m
秋の終わりから年末にかけてゼラルディア中に大量発生する魔力を取り込み進化した七面鳥(シチメンチョウ)。
一見すると見た目も生態もごく普通の七面鳥であり、果実や種子、小動物を食べて群れで暮らしており、肉がとても美味しいため肉食の魔物や人間に獲物として狙われる非力な存在である。
しかし、ひとたび襲われると防衛本能から内に秘めたる魔力を解放してその姿を変化させ、群れを守るため仲間とともに猛反撃を仕掛けてくる。普段の姿である「ノーマル」から7種類の属性の姿に変化することができ、それぞれ顔の色からトサカ、風切羽、尾羽、胸の飾り羽などの形質、更には戦法や群れでの役割、肉の味といった生態が大きく変化する。
以下、属性ごとの姿と生態について
・「火エレメンチョウ」
火属性に変化したエレメンチョウ。各所の羽毛は炎に変化しており、顔全体が真っ赤に染まり、トサカは炎のように常に揺らめいている。
群れでは率先して外敵に立ち向かう特攻隊長であり、全身に炎を纏って飛び立ち強烈な体当たりや蹴りを仕掛ける。寒い場所では群れを暖めるためにこの姿になることも。
肉はほどよくスパイスが効いてて旨く、調理せずともそのまま食べられる。
・「草エレメンチョウ」
草属性に変化したエレメンチョウ。各所の羽毛は青々とした葉っぱに変化し胸には小さな果実が実っている。顔は黄緑や緑に染まり、トサカはゼンマイや蔦のように巻かれている。
食べた植物の種を口から連続で発射したり、葉の羽毛で切りつけたりできるが、群れでの役割は傷ついた仲間を助けるヒーラー寄り。葉の羽毛の香りや胸の果実には傷を癒し体力を回復させる効果があり、更に一時的に周囲の植物を活性化させて仲間達の食糧を生み出す。
葉っぱの羽毛と果実はハーブやスパイスのような薬味にもなり、それを用いて肉を調理すればより美味しくなる。
・「毒エレメンチョウ」
毒属性に変化したエレメンチョウ。顔とトサカは紫やピンクに毒々しく染まり、各部の羽毛は羽軸だけになり鋭い毒針に変化している。
その影響で飛ぶことができないが、翼を羽ばたかせることで猛毒の仕込まれた毒針を発射することができ、発射されてもすぐに新しく生えてくる。群れでは遠距離から外敵を狙撃するスナイパーだけでなく、全身から毒の煙幕を噴射したりして相手を牽制し状態異常に陥らせる妨害役も勤める。
毒抜きすれば肉を食べることができ、抽出された毒も使いようによっては薬にもなる。
・「石エレメンチョウ(鋼エレメンチョウ)」
石や鋼の属性に変化したエレメンチョウ。顔は黒や灰色に変色し、トサカは太く短い角になっている。胸の羽毛は尖った石になり、風切羽や尾羽の先は硬質で鋭利な刃になっている。
鋼の刃となった羽毛の攻撃は重々しくも強烈な一撃を発揮し、身体や羽毛も岩石のように重く硬く変化しているため非常に打たれ強い反面、重すぎて飛ぶことができず歩きもやや遅い。群れではその強靭な身体を生かし、仲間を守る護衛兵のような役割を担っている。
肉は固いが日持ちがよく保存食向き。また、鉱物化した羽毛は素材としての価値が高い。
・「雷エレメンチョウ」
雷属性に変化したエレメンチョウ。顔は黄色く染まり、トサカは後ろ向きに伸びている。各部の羽毛は金色の雷のように逆立ち、常に帯電している。
全身を帯電させて飛翔してからの突撃やトサカから電撃を放って標的を感電させるなど、電気を用いた攻撃は遠近ともに強力。さらに電気の力で身体能力を活性化させることで、どの形態よりも素早く走ったり、飛行することが可能。そのため、群れでは遠くの敵や餌場などを探す偵察役を勤めている。
肉はピリピリと酸味が効いておりとても美味しい。羽も乾燥させ粉末にすればスパイスとして活用できる。
・「氷エレメンチョウ」
氷属性に変化したエレメンチョウ。顔は氷のように蒼白であり、トサカはまるで一角獣のように細長く鋭い角になっている。各部の羽毛は水晶のように美しく凍結しており、特に風切羽は剣のように鋭利に研ぎ清まされている。
群れではまさに騎士のような立ち位置にあたり、冷気を纏い凍結した刃の翼で外敵に美しく立ち向かう。さらに斬られた場所は冷気によって凍りついて凍傷になってしまい、敵の部位や体力、そして体温をどんどん奪いながら冷酷に追い詰めていくかなり危険度の高い形態でもある。
肉は霜降り状態になっていてとても旨く、凍結した角や羽毛は装飾品としての価値が高い。
・「水エレメンチョウ」
水属性に変化したエレメンチョウ。顔は真っ青に染まり、トサカは上向きに反り返っている。各部の羽毛は水玉模様と水滴のようなかたちをしており、水のように青く潤った独特な質感になっている。
体内に蓄えた水を圧縮してレーザーのように発射そたりなど水を用いた侮れない戦闘能力を持っており、更にその水には仲間の状態異常を洗い流してしまう効果もあるなど草属性同様にヒーラーとしての能力も高い(ただ、火属性や雷属性は属性の相性が悪いため、経口摂取させている)。泳ぎも上手く、群れでは水路や水分を確保する役割を担う。
肉は水分が多いため、スープや鍋の出汁としても美味しく味わえる。
PFSOZ(illust/101965643)
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2022-11-28 19:31
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