【PFSOZ】魔女の密談
ーーグランシャリオにてーー
「マースター!VIPの個室借りるよー!」
ポイっとギランの入った袋を投げ、それを近くにいたヴェルがサッと受けとる
「おや、リベル…いや?今日はレディフライ?こっちで飲まないの?」
「今日はミコちゃんと内緒話だよ!VIPルーム借りるね~!のぞいちゃやーだよ!」
「いきなり顔を出したと思ったら急に話があるなんて、何?どうしたの?」
「いや何、頼みがあってね。そうだな、この姿は綺麗なままでいてほしいから…」
「ここから先は蜻蛉の魔女レディフライではなくて、蜻蛉の妖精のリベルとして話そうかな」
そういうとレディフライはすっと姿を変えた
「はじめまして、ミコリア・ハーキム
僕はリベル。君に依頼をしに来た。前置きははぶこう、単刀直入に言う。君の力を借りたい」
「…何に使うのかしら?」
「僕のお嫁さんを生き返らせるためさ」
「言っておくけど、私の力は正確には死霊術じゃないわ、生き返らせる力は…」
「ああ、それもわかってる。材料と魔法は僕の準備したものを使う。
最後の仕上げを頼みたいんだ」
リベルはミコリアの目の前にコトリと壺を置く
「これに活性化の力を込めてほしい」
「…これは?」
「僕のお嫁さん、今は死んでるけど」
「ドルイドの禁術、復活の魔法は3つの材料を集めることで完成する魔法でね
永久の肉で遺体と離れゆく魂をつなぎ留め、肉体を継ぎなおし
魂の返歌で魂の答えを聞き
郷愁の花は死に至った者を想う心ささげる
3つそろえて魔術行使することで死者が蘇るんだそうだ
これはそのうちの、永久の肉の未完成品
うちの嫁は見つけた時には魂がほんの少ししか残っていなかった
損傷してる遺体は僕の臓器でつなぎ合わせているけど、完全に機能させるためには活性化の力が必要なんだ
ほかの材料はそろっている、永久の肉に君の力が注がれることですべてがそろう
もちろん、君がやらなくても、代用で何とかするとも
だけど君の力が一番上質なものだと判断した」
「…前に話してた、お兄さんの話。
君は、どんなものを犠牲にしてでも、家族を蘇らせることっていいことだと思う?
もしもそれが自分の犠牲のもとにかなうんだとしたら、君はどうしてた?」
部屋にノックが響く、シャウラの声だ
「お話し中ごめんなさいね、魔女集会から使いが来たの
ちょうどいいから伝えておこうと思って」
「ネヤさんのカラスよ、急用らしいわ」
手紙を読んだリベルはこう話す
「死霊術、魂継ぎか…
永久の肉に使われてる定着の力なら適役かもね、ならこの手紙を」
「危ないものでしょう、なんでそんなにあっさり教えてしまうの」
「たしかに危険なシロモノかもね、それは違いない、けれどアラディア院の知恵者たちなら使い方を間違えないだろう。それにあそこにはシュカくんもいるし、力と経験ある魔女だから大丈夫だよ、たぶん
毒には毒を。エオルンとやらと似た禁術の類だから強力だよ。永久の肉の魔術単体でもそれなりの力を持つ。
魂の量が残っている状態なら、まだ何とかなる
…何かのきっかけか、選択肢くらいにはなるかもね」
「…私はね、手段があるのならどんな方法だって使うよ。
人間の倫理から外れていても、それはあるべくしてそこに存在するのだから」
「君はどうする?ミコリア」
◆お借りしました!(敬略称)
・冥灯の魔女 ミコリア illust/101967975
ミコリアさんの前では、レディフライでいたいと思ってる模様。故に一人称が時々ブレています
レディフライをきれいな思い出のままにしたいし、リベルは同時に危ないことに手を染めている自覚があります
ミコリアさんの同意が得られなければ、活性化の力は代用のもの(リベル自身の付け焼刃の活性化魔法)を使って実行に移します。自分の力でもおそらく足りるけど念には念をの算段らしい
答えがどちらであってもこちらの進行上は問題ありません。要はミコリアさんの気持ちの問題
断れば『そう、残念』と笑って帰るし、了承すれば『ありがとう』と悲しいような、うれしいような顔をしてそのまま頼むでしょう
死体を治す、というものは人間の感覚ではおおよそ考えない発想であるとも思いますが、ミコリアさんはどう考えているんでしょう?
返答、行動を強制、制限するものでないことはあらかじめ明記しておきます
・ヴェル illust/101976044
内緒話と言ってますけど、こっそり聞いてしまっていいですよ
グランシャリオの方々になら聞かれてしまってもいいと思ってここを選んでおります故に
加えて、定期的に遊びに来てたしお話しに来てたと思います
レディフライが自分からリベルの姿になっててもいいし、おそらく気分次第で変えてる。
察しが良いなら真っ黒な話が聞けるかも
・シャウラ illust/102080794
魔女集会つながりでお借りしました
・寮母ネヤ illust/102592805
カラスさんとお名前だけ、こちら【illust/103228898】を受け取った流れを組ませていただきました
・樹守の魔女シュカ illust/103149000
「シュカくん、そっちにいるんでしょ?この魔法代償がやばいから必要だったら調整しといて!あと使い終わったらテキトーに隠蔽よろしく~☆」
…と、手紙には添えられている。こいつはシュカさんの負担増やすことしかしてないね
こちらもお名前だけ、狂乱の黄金樹の時は”ヴェロキア”さんの行く末を気にしてはいたものの、レディフライ(リベル)がかかわると悪化させる予感がしたので水を差さないようにしていました
・アスハル illust/102045516
→3章の姿 illust/103214060
多分中までついてこないだろうと思うけど一緒にいると思う
・【非公式イベント】冒涜的救魂 illust/103207489
目標値達しているようですが、スーパーヨモギさんめざして頑張ってくださいの気持ちで投げさせていただきます!
この作品はお借りした方の思想・行動を制限するものではありません
ご迷惑、不都合あればパラレルスルーでお願いいたします
◆自前
リベル illust/101987851
レディフライ(魔女集会の姿) illust/102045064
ドート(リベルの嫁) illust/102186896
◆企画元
pixivファンタジア Scepter of Zeraldia 【illust/10196564
「マースター!VIPの個室借りるよー!」
ポイっとギランの入った袋を投げ、それを近くにいたヴェルがサッと受けとる
「おや、リベル…いや?今日はレディフライ?こっちで飲まないの?」
「今日はミコちゃんと内緒話だよ!VIPルーム借りるね~!のぞいちゃやーだよ!」
「いきなり顔を出したと思ったら急に話があるなんて、何?どうしたの?」
「いや何、頼みがあってね。そうだな、この姿は綺麗なままでいてほしいから…」
「ここから先は蜻蛉の魔女レディフライではなくて、蜻蛉の妖精のリベルとして話そうかな」
そういうとレディフライはすっと姿を変えた
「はじめまして、ミコリア・ハーキム
僕はリベル。君に依頼をしに来た。前置きははぶこう、単刀直入に言う。君の力を借りたい」
「…何に使うのかしら?」
「僕のお嫁さんを生き返らせるためさ」
「言っておくけど、私の力は正確には死霊術じゃないわ、生き返らせる力は…」
「ああ、それもわかってる。材料と魔法は僕の準備したものを使う。
最後の仕上げを頼みたいんだ」
リベルはミコリアの目の前にコトリと壺を置く
「これに活性化の力を込めてほしい」
「…これは?」
「僕のお嫁さん、今は死んでるけど」
「ドルイドの禁術、復活の魔法は3つの材料を集めることで完成する魔法でね
永久の肉で遺体と離れゆく魂をつなぎ留め、肉体を継ぎなおし
魂の返歌で魂の答えを聞き
郷愁の花は死に至った者を想う心ささげる
3つそろえて魔術行使することで死者が蘇るんだそうだ
これはそのうちの、永久の肉の未完成品
うちの嫁は見つけた時には魂がほんの少ししか残っていなかった
損傷してる遺体は僕の臓器でつなぎ合わせているけど、完全に機能させるためには活性化の力が必要なんだ
ほかの材料はそろっている、永久の肉に君の力が注がれることですべてがそろう
もちろん、君がやらなくても、代用で何とかするとも
だけど君の力が一番上質なものだと判断した」
「…前に話してた、お兄さんの話。
君は、どんなものを犠牲にしてでも、家族を蘇らせることっていいことだと思う?
もしもそれが自分の犠牲のもとにかなうんだとしたら、君はどうしてた?」
部屋にノックが響く、シャウラの声だ
「お話し中ごめんなさいね、魔女集会から使いが来たの
ちょうどいいから伝えておこうと思って」
「ネヤさんのカラスよ、急用らしいわ」
手紙を読んだリベルはこう話す
「死霊術、魂継ぎか…
永久の肉に使われてる定着の力なら適役かもね、ならこの手紙を」
「危ないものでしょう、なんでそんなにあっさり教えてしまうの」
「たしかに危険なシロモノかもね、それは違いない、けれどアラディア院の知恵者たちなら使い方を間違えないだろう。それにあそこにはシュカくんもいるし、力と経験ある魔女だから大丈夫だよ、たぶん
毒には毒を。エオルンとやらと似た禁術の類だから強力だよ。永久の肉の魔術単体でもそれなりの力を持つ。
魂の量が残っている状態なら、まだ何とかなる
…何かのきっかけか、選択肢くらいにはなるかもね」
「…私はね、手段があるのならどんな方法だって使うよ。
人間の倫理から外れていても、それはあるべくしてそこに存在するのだから」
「君はどうする?ミコリア」
◆お借りしました!(敬略称)
・冥灯の魔女 ミコリア illust/101967975
ミコリアさんの前では、レディフライでいたいと思ってる模様。故に一人称が時々ブレています
レディフライをきれいな思い出のままにしたいし、リベルは同時に危ないことに手を染めている自覚があります
ミコリアさんの同意が得られなければ、活性化の力は代用のもの(リベル自身の付け焼刃の活性化魔法)を使って実行に移します。自分の力でもおそらく足りるけど念には念をの算段らしい
答えがどちらであってもこちらの進行上は問題ありません。要はミコリアさんの気持ちの問題
断れば『そう、残念』と笑って帰るし、了承すれば『ありがとう』と悲しいような、うれしいような顔をしてそのまま頼むでしょう
死体を治す、というものは人間の感覚ではおおよそ考えない発想であるとも思いますが、ミコリアさんはどう考えているんでしょう?
返答、行動を強制、制限するものでないことはあらかじめ明記しておきます
・ヴェル illust/101976044
内緒話と言ってますけど、こっそり聞いてしまっていいですよ
グランシャリオの方々になら聞かれてしまってもいいと思ってここを選んでおります故に
加えて、定期的に遊びに来てたしお話しに来てたと思います
レディフライが自分からリベルの姿になっててもいいし、おそらく気分次第で変えてる。
察しが良いなら真っ黒な話が聞けるかも
・シャウラ illust/102080794
魔女集会つながりでお借りしました
・寮母ネヤ illust/102592805
カラスさんとお名前だけ、こちら【illust/103228898】を受け取った流れを組ませていただきました
・樹守の魔女シュカ illust/103149000
「シュカくん、そっちにいるんでしょ?この魔法代償がやばいから必要だったら調整しといて!あと使い終わったらテキトーに隠蔽よろしく~☆」
…と、手紙には添えられている。こいつはシュカさんの負担増やすことしかしてないね
こちらもお名前だけ、狂乱の黄金樹の時は”ヴェロキア”さんの行く末を気にしてはいたものの、レディフライ(リベル)がかかわると悪化させる予感がしたので水を差さないようにしていました
・アスハル illust/102045516
→3章の姿 illust/103214060
多分中までついてこないだろうと思うけど一緒にいると思う
・【非公式イベント】冒涜的救魂 illust/103207489
目標値達しているようですが、スーパーヨモギさんめざして頑張ってくださいの気持ちで投げさせていただきます!
この作品はお借りした方の思想・行動を制限するものではありません
ご迷惑、不都合あればパラレルスルーでお願いいたします
◆自前
リベル illust/101987851
レディフライ(魔女集会の姿) illust/102045064
ドート(リベルの嫁) illust/102186896
◆企画元
pixivファンタジア Scepter of Zeraldia 【illust/10196564
41
53
788
2022-12-07 20:42
Comments (0)
No comments