MT-4(D-1A)

ソニアン社会主義共和国陸軍の快速戦車。
MT-4を改造した戦車であり、前車と同じく(扱い上は)快速戦車である。トラント帝国の快進撃が続く中その進撃を止めるべく機甲師団を多数派遣し続けたソニアンであったが、損害のあまりの多さに修理が追い付かず使用できる戦車が限られていた。そこで既存の対戦車砲を車載化させた対戦車砲搭載戦車(直訳)を製造し、進撃するトラント帝国をある程度撃破するという構想であった。計画時は新鋭の対戦車砲であるS-3U 57mm対戦車砲を搭載する予定であったが、そちらの方は砲兵向けの供給が完了しきっていなかったため搭載が見送られた。その代わりとして車体の製造が滞っていた161/85M(SSTZ)に搭載予定であったD-1A 85mm対戦車砲を搭載することとなった。もともと45mm砲が搭載されていた戦車に無理やり搭載したという事もあって砲の機構が複雑化し、砲塔内の空間は非常に狭くなっている。また、砲の構造の関係で旋回半径が限定されており、射角は左右に各40°程度しか旋回できない仕様となってしまった。しかしそれでも対戦車砲の威力は非常に高いもので、それまでの戦車砲を豆鉄砲と言わせるほどの高い火力を得た。特に対トラント戦ではPz.72系列車両に善戦し、こちらが視認されなければほぼ一方的に撃破できる高い攻撃力であったという。
名称　MT-4(D-1A)
乗員　4名
主機　Сарьявасапашавский тракторный завод (ССТЗ) SSTZ.M1913c V型12気筒ガソリン
主機冷却　水冷
最高速度　42km/h
砲塔旋回速度　3.2°/s

主砲　85mm戦車砲[D-1A(Pattern.1939A-SSTZ) 85mm ]　1基
弾種　仮帽付徹甲榴弾(APHEBC),低抵抗被帽付徹甲弾(APCBC),榴弾(HE)
最大貫通力　144mm
装填速度　12秒
装弾数　34発