大怪獣倉庫(仮)【529~533】

　いつもは4枚ずつまとめるシリーズですが、今回メトロン星人を5人描いたので特別にメトロンまとめとして掲載します。

①対話宇宙人メトロン星人
　「ウルトラマンマックス」でオタクへの道を進んだ者としては外せないメトロン。人類を見限った様でどこか時代によって失われていく何かを惜しんでいる様な…。かつて侵略を目論んでいた男を通して昭和の空気を疑似体験出来るエピソードでした。
　制作は割といつも通り。影の塗り方がやや大袈裟になってますが、これは描いてる内に自然とこうなった感じです。リレー発光再現GIFも作った流れで良い感じにコントラストが強まったと思います。背景は後付けなんですが、肘をついて胡坐をかいたポーズで街に座り込んでる画もアリかなぁと思いこうなりました。2枚目はOP風。

②エースキラーメトロン星人
　ウルトラ怪獣モンスターファーム発売前から気になってた合成怪獣。ポケモン優先で結局買わずに終わったんですが、実況で見た怪獣との別れが辛過ぎて実際プレイしてたら耐えられたか分からない私です。こういう時だけセンチになりがち。
　元々合成怪獣は何体か描く気でいたんですが、折角ならメトロンで統一しようと思い、段々歴代メトロンも交えて描こうという流れに。エースキラーメトロンはその筆頭として最初に描いたものでした。カラーリング的にも相性が良いんですが、エースキラーが結構素材として優秀な気がします。

③ゼットンメトロン星人
　色がシンプルになってメトロン星人感が薄れるかなと思ったら電飾の色がそのままだからか妙にマッチしたゼットンメトロン星人です。昭和ウルトラのキャラ同士、何か本当にいてもおかしくないラインに落ち着いてるまであります。
　こちらも一部アレンジ…というかCGモデルではテクスチャで表現してる部分を着ぐるみっぽい凹凸で表現しただけですね。合成怪獣の3体に共通してる事ですが、背景はフリー素材をメインに編集してます。アイビスペイントを使ってるんですが、知らない間に素材が増えてたりして時々驚き。

④ダダメトロン星人
　ウルトラ界のファッションリーダーのコラボとも言えるダダメトロン星人。最初見た時は顔の点々が不気味に感じたけど、メトロンにもこういうのあるよね覗き穴的な…今回はデザインの一環としてしっかり描いてますが、キャラによっては描くべきか否か迷います。
　他2体に比べるとアクティブなポーズで制作。これはラフ段階で同時期に描いた影響でして、後に描いたものの方が洗練されると言いますか、描き慣れた状態で生まれたラフ故の現象でしょうか。近々別の人型キャラをまとめて描く予定があるのでその辺に活かせると良いな…

⑤幻覚宇宙人メトロン星人Jr.
　最後はエースと戦ったメトロンJr.です。大地を割って出現したり惑星破壊出来るミサイルをその場で叩きつけたり結婚指輪の習慣がなかったりと地味なところで話題を作りがち。メトロンのトレードマーク的な発光がない点やシンプルながら独特のデザインが施されていたりとまじまじ見ると面白い個体です。
　制作時点で真っ二つ差分を作る事を決めていたJr.。動画でやるか静止画でやるかは考えず、結局は派手なエフェクトでシーン再現っぽくするというかたちに。いつも背景付きの絵は2枚作って片方はおまけみたいになるんですが、今回は珍しく2枚ともバージョン違いのメインにしたつもりです。