TSラウ・ル・クルーゼ専用プロヴィデンスガンダム

気が付いたらSEED本編の諸悪の根源、アル・ダ・フラガになってた。アイエエエエ！フラガサン！？フラガサンナンデー！？
いやいや！ジョースター卿も言っていたじゃないか！逆に考えるんだ…「諸悪の根源にならない未来だってあるさ」と考えるんだ！
キラ・ヤマト？すまん！普通の双子として生まれてくれ！クルーゼ？クローンとして生まれるより、どこか別のところで普通の子として生まれてきたほうが幸せじゃない？
でも原作補正強い…。不妊治療の研究に出資してただけなのに、なんでスーパーコーディネイター開発に予算流用しちゃうかな！？しかもスーパーコーディネイター研究のために俺の遺伝子無断で持ち出して研究用に俺のクローン作るとかふざけてんのかユーレン！！
だがこうなってしまったら仕方がない！俺のクローンは俺の子として立派に育てたるわい！！ムウくん妹できたでー！！…TSクルーゼちゃんって誰得？滅茶苦茶美少女なんだけど？？
いやいや！生まれてきた子に罪はないんだ…でも普通に考えて俺クルーゼちゃんに恨まれてない？寿命問題とか普通に恨まれるよね…？念のために、消されたとき用に原作知識とか色々仕込んでおくか。一応ちょうどいい黒幕候補とかいるし。

クルーゼ「くっ！ジェネシスが起動したか…！！」
ムウ「いったいどうなってやがるんだ！こいつは！？」
クルーゼ「とうとう『一族』が本腰を入れて動き出したらしいな！システムによって管理された完璧な社会を形成する火星圏の人類だけ残して、争いをやめることのできない地球圏の人類を滅ぼしてやり直す気なのだろう！！」
ムウ「親父が遺した予言書通りってことかよっ！！連中め…どれだけ死ぬと思っていやがる！？」
クルーゼ「今更だよムウ！血のバレンタインもエイプリルフール・クライシスも、結局は奴らの手によるものだったろう！！ブルーコスモスの末端が、なぜか持ち出せた核弾頭で戦略的に無価値なユニウスセブンだけを焼き払ったか！！講和を締結させるまでのごく短期間しか起動できないはずニュートロンジャマーが今も稼働している現実が！！それこそがすべてなのだよムウ！！」
ムウ「もしもジェネシスが地球に向けられたら…！！」
クルーゼ「地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる戦いの狼煙となる！！アズラエルめ…あれを見てなお砂時計にご執心か！！核攻撃すべきはジェネシスだとなぜ気付けん！？どれだけ憎悪を煽られたらああなるんだ！！」
ムウ「『経済人のはずのムルタ・アズラエルは盲目に利害すら度外視して煽られた憎悪の虜となってしまう』…マジで親父はこんなもんとどうやって戦ってたんだよ！？未来が分かるからって真正面から人類の滅びと！！」
クルーゼ「…いや、まだ道は残されている！内部でプロヴィデンスを核爆発させる！！お前たちはピースメーカー隊を！！」
ムウ「待ちやがれ！！それじゃお前が…！！」
クルーゼ「親の言うことを聞けムウ！！」
ムウ「ふざけんな！！テメェは俺の妹だろうが！！兄貴の言うことを聞きやがれ！！」
クルーゼ「ムウ…！！」

※　転生アルさんはムウさんが15歳の誕生日に自分の予言書（原作+ASTRY関連知識に独自考察込みで書いたけどまさか当たってるとは思ってなかった）を送り付けています。この時点で転生アルさんは死亡済み。送られた側のムウさんはまったく信じていませんでしたが、血のバレンタイン、エイプリルフール・クライシスと予言が次々に当たっていく様に徐々に信じるようになっていきますが、一介の軍人に過ぎない彼には変えられることは少なく、SEED原作よりややマイルドにストーリーが進み、メンデルでクルーゼちゃんと再会。クルーゼちゃんが昔数度会った義妹で、ザフトの軍人になっていると信じたくなかったムウさんはここで現実と向き合い、転生アルさんが遺した予言書の話をしますが、クルーゼちゃんは（当時は聞く耳持たなかったとはいえ）転生アルさんを消す段階で一族関連の話を聞いていて、自分の憎悪が一族の関係者に煽られたもので、転生アルさん暗殺に利用されたものだと気付いてしまいました。クルーゼちゃんはせめてもの罪滅ぼしに、残された寿命で人類を守っていこうとしたものの、一族の影響力は根深く、ヤキン・ドゥーエまでもつれ込んだ挙句、ジェネシスまで出てきてしまい、最期の覚悟を決めた感じです。なお原作と違い、クルーゼちゃんはレイだけでなくカナードも保護しており、デュランダルには一族の存在を伝えて己の死後の人類の未来を頼んでいます。この後DESTINYでは覚悟ガンギマリのデュランダルが全力で一族殲滅に乗り出しますが、それは別の話。