【ポケサガ】痛快無比【砂塵の市街戦】

「存分に楽しめるってわけだ」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ロッソ大砂漠に位置する砂の国、イサヴァン帝国へと赴く二人の人間は大量の灰色のメ夕モンを従えながら眼前に広がる一面の砂地を眺める。
……いや、この場にはﾎﾟIナモンしかいないのだが。

「次の戦場は砂漠……前回の燃え盛る森よりかはまだマシか。……それにしてもポケモンを隷属させてる国、ねえ。グラトフはどう思う？」

黒髪の男──グィの問いかけに、白髪の男──グラトフは興味なさそうに口を開く。

｢場所がどこでも関係ないでしょう。人間もポケモンも僕たちにとってはおもちゃと変わらないんですから。……それにグィだって"そんなこと"はどうだっていいんでしょう？僕たちはただシャイコース様の御意向に従うだけ｣

「ははっ、違いないな」

拠点から連れてきた従者たちに、砂嵐の影響(デメリット)を受けづらい種族へと『へんしん』するように促す。
いわ、じめん、はがねタイプ──。環境に適した姿になることによって、地の利が生かしやすくなるだろう。移動は彼らに任せた方が効率が良い。
変身した彼らの背に乗り、万が一の奇襲に備えて『リフレクター』と『ひかりのかべ』をかけたのち、街への移動を開始する。

「さて。今回はガラルアの相手か。どんな悲鳴を聞かせてくれるか楽しみだ」

「ディパルアの連中を間違えて食べないようにしなくてはね」

「ああ。楽しくなって手当たり次第になってしまっては神託に反するからな。そこは弁えるさ」

にやりと口を歪める。それは純粋な"楽しみ"からくる笑み。ヒトの皮を被ったﾎﾟIナモンたちの行進は混乱に陥った街へと続いていくのであった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

エルバ兄弟の2章ログイン兼イイーキルスイベント「黒風マーチング」 【illust/117459065】参加です。
兄弟で従者引き連れて帝国に殴り込みます！
今方針は事前に相談済です。ありがとう！

グィは己の正義や信念の1つである「雇い主への敬意は行動で示す」ために指示に従い戦場に赴きます。それが同族を殺すことになろうとも彼はなんとも思わないでしょう。風変わりな兄弟を置いてくれてる寛大な主の神託が一番ですから。

◇行動方針
イイーキルスの方針に従い、ガラルア勢力に対して種族問わず攻撃を行います。
基本的にグィとグラトフは一緒に行動し、それぞれ敵を絶命するまで痛ぶります。
また、基本的にディパルアの勢力を支援する方針ですが、明らかな妨害等された場合やむを得ず攻撃することとなりますのでご注意ください。
他、奴隷として囚われてるﾎﾟIナモンたちを解放したりイイーキルスへと勧誘したりもするかもしれません。

◇お借りしました
グラトフさん【illust/116189584】

グィ【illust/116189578】