日曜　画

本日は、あだちれい先生に、インタビューしたいと思います。

「イナビューしてください（笑）」

絵をかきはじめたのは？

「もちろん、子供のころです。
　記憶をたどると、かいてました。
　丸とか、四角とか。子供のころ、ドカベンがはやっていたし、
　アニメも記憶にある。当時から、
　コミックで読んで、テレビでも見るといった、メディアミックスが可能だったし、
　野球狂の詩も、アニメでやっていた。再放送だったかもしれんが、
　ほんとは、あの捕手が主役なんや。水島先生もなくなられました。」

じゃあ、アニメやマンガがさかんだった時代が、子供時代だったと

「そうでしょうね。私の上の世代は、たぶん、小説を読める世代じゃないですか。
　SFとか。それは感じます。しかし、俺の頃は、アニメとアントニオ猪木や。」

金八先生とか、新日本プロレスとか、太陽にほえろとか、その世代ですか？

「そやね。金八に、猪木の奥さんが出てたり。しかし、萩原とか松田優作の
　ホエロとは違う。松田優作は接点ないんです。なんじゃこりゃと、
　接点なし。」

はあ。猪木さんが引退されたのが、いつでしたっけ？

「いつだったかな。道という詩をプレゼントしてね。
　ご本人は、大真面目なんだが、ネタにされて。
　理解している人はわずかじゃないですか。
　これからは、大谷翔平が、ああいった人になっていかなければならん。」

また、キン肉マンの二次創作がはじまりました。

「ええ。ピクシブも、古いピクシブがあるんです。
　そっちのマンガを読んだら、意外とおもしろくてね。
　あと、鳥山先生がなくなられたから。
　なんか、あと押しされている感覚あります。」

もしかすると、同じような人、多いかもしれません。
漫画かけるなら、かきなよっていうメッセージが爆発したというか。
好きなこと、できるならやれよみたいなね。

「うん。だから、模型が好きな人は、模型をつくるんじゃないか。
　石坂浩二さんなんかが音頭を取って、模型がこれから
　もりあがる思うよ。そういった趣味の時代であり、
　趣味人でしょう。」

高齢社会や、高齢化社会について、どう思われます？

「これは、以前からいわれていたこと。
　統計をとると、未来が見えていた。
　未来があたっちゃった。
　しかし、こじさんみたいに、介護士をやめる人もいる。
　訪問介護の給料がさがるというか、
　かわらないという問題もある。」

キン肉マン世界では、政治はどうですか？

「究極編のあと、オリジンがはじまった。
　引退したはずのスグルが、現場にもどってくるし、
　アニメもきまっている。さっき、猪木さんの話をしたが、
　猪木さんの空白を埋めるスターは必要だ。」

だから、政治です。

「スグルは、大王になって、キン肉星をおさめるというのが
　自然なながれですよね。反対に、真弓がそれをしてきたかって
　いうと、コミックの冒頭は、江口寿史のようなギャグですから、
　真弓が、星をおさめてきたとも思えない。
　しかし、その間、アリステラは、自分の星で政治をしてきたという
　主張はできる。こういったところに、のびしろがある。
　なにもないように見えて、あるいは、とってつけた物語に見えて、
　実は、のびしろはあるでしょう。それが人間の進化だ。」

今後の二次創作は？

「ペンタブがないぶん、旧あだちれい作品とは
　一線を引きます。違った表現になります。
　スプレー表現がよい例で、実は俺、色覚的に異常があるのだが、
　どんどん色を強調したい。そういった意味で、差別ない社会をめざす。」

ありがとうございます。スグル同様がんばってください。

「へのつっぱり、いらん」