【ポケサガ】起死回生の記憶をもって【砂塵の市街戦】

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
空の星に見えたもの
それは目
夥しい数の目
それらが一斉に私へと噛み付く
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
それらは服を避け、的確に毛皮を、肉を引きちぎっていく。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
明らかに服を着たものを食べ慣れている。
このままでは私も食い尽くされる。
痛い痛い痛い
痛みに思考を鈍らせている場合じゃない。
早くどうにかしないと！
痛い
相手の数は？そりゃもう沢山。
複数を攻撃する技？思い当たらない。
守り切るのは？望み薄。
今何してる？こらえてる。
なんで？そういえば
痛
あの時、あの森で受けたとっても強い一撃。
一度はまともに受けて、2度目は直視出来たあの一撃。
何故彼女は、最初からあれを使わなかった？
最初に使われた時は、勝利を確信するような入り方をした一撃の直後だ。
2度目は普通に使ってきた。
あれは、弱っている時の方が強いのだろうか？
い
気絶しないように必死に思考を巡らさないといけないこの状態なら、あの威力が出せるのだろうか？
気流が乱れるほどのあの一撃が出せるのだろうか？
やってみる？やってみよう。
やり方は？1度見た。出来る。
状況を打破できる可能性は？とにかくやる。
来た。当てる。
ひとつ ふたつ みっつ
音を轟かせて三つの穴を穿つ。
方向はバラバラ
けれど余波で他を吹き飛ばせれば攻撃の手はひとまずマシなる。
よっつ いつつ むっつ
泳いで抜けるにはまだ小さい。
そもそも泳ぎは遅いまま。
突破するなら大穴が必要だ。
ななつ やっつ ここのつ
次が来る前に
蹴って躱して
殴って穿つ
回る身体は、空中にいるよりずっと勢いがつく
止まるな、見逃すな、寄らせるな
ただひたすらに反撃し続けるんだ

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Q.1体ずつしか相手出来ない場合における多数への対処方法は？
A.全ての攻撃に対して先手をとりつつ、余波で全部吹き飛ばす。

こちら【illust/118128760】の続きになります。
ラファーは内部からケイオスの群体を起死回生で攻撃していきます。
体力的には大ピンチですが反応が追いついているので今のところなんとかなっております。

この投稿をもって救出、回復等の前回不可とさせていただいた展開を可能とします。
敵味方の区別は付くため、攻撃を放っているタイミングで近くまで来ても寸止めします。

以上を持ってラファーサイドの今章中の投稿はラストになります。