特別な表情を見せる佐々木くん
ここ最近は母親の看病の為、仕事に穴を空けてしまう事もあった佐々木くん。
母親の意識も回復し、ようやく秘書の仕事に集中出来る環境に戻りました。
会社はそれまでの間も、不在が多かった仕事面でも、金銭面の援助等でも大きくサポートしていました。
営業マンとして入社するも度重なる不手際によって無能社員の烙印を押されていた佐々木くんは、会社からしてみればどうでも良い存在でした。
そんなクビ寸前だった彼が、現在は女性秘書 佐々木花音として会社から特別な存在として扱われるようになったのです。
彼から女性としての可能性を見出し、クビを切らず雇用継続することの交換条件として、
公私ともに全ての時間を女性として過ごす事の契約を結んだのは次期社長候補と言われる月山取締役です。
当時彼が月山取締役からの提案を快諾し、女性の姿に美しく変貌を遂げたことで、追加で多大な支援も行われる事になりました。
彼の奨学金返済、社宅の提供、ファッションや美容コスメ費用、実家の借金返済、妹弟の学費、そして新たに母親の入院費用援助も加わりました。
いくら彼に男性としての人生を捨てさせたとはいえ、ここまで手厚い支援を行うことには「特別扱いしすぎではないか?」と社内から反対意見も多かったようです。
社内からの反対意見をねじ伏せ、佐々木くんの家族に対して会社からサポートを行い続ける取締役。
家族を最優先に考える心優しい佐々木くんにとっては、恩人以外の何者でもありません。
秘書としても取締役の専属として付くことが多く、これまで2人で数多くの時間を過ごしてきました。
厳しくも優しい取締役は、まだ秘書歴が浅くミスする事も多い佐々木くんにとって非常に頼りになる存在です。
指導を受ける際はとても厳しく怖いのですが、優しく仕事上のアドバイスをくれたり、
ふとした時にギャグを言って笑わせてくれたり、ファッションやメイクを褒めてくれたり、
佐々木くんにとって、社内では秘書課メンバー以上に心を許せる大事な存在となっています。
長男として妹弟の面倒を見続けなくてはならず、仕事に忙しかった両親からの愛を十分に与えられなかった彼にとって、
取締役は父であり兄のような存在になっているのかもしれません。
そんなある日、終業後に事務所を出ようとした所で取締役に呼び止められました。
「来週の土曜日の夜、一緒に食事でもどうだ?17時にマンションまで迎えに行くからその日は予定を空けておいてくれ」
まさかの2人きりでの食事のお誘いでした。
2人で国内外へ出張する時も、取引先等と同席での食事が殆どであり、もしくは個別でとっていました。
これまで佐々木くんと2人きりの食事を避けていたフシもある取締役からの提案に驚きながらも、
佐々木家の恩人であり、尊敬している方からのお誘いを断る理由は存在しませんでした。
「はい。その日は空いていますので喜んで。月山取締役とご一緒のお食事、とても楽しみです」
母親の意識も回復し、ようやく秘書の仕事に集中出来る環境に戻りました。
会社はそれまでの間も、不在が多かった仕事面でも、金銭面の援助等でも大きくサポートしていました。
営業マンとして入社するも度重なる不手際によって無能社員の烙印を押されていた佐々木くんは、会社からしてみればどうでも良い存在でした。
そんなクビ寸前だった彼が、現在は女性秘書 佐々木花音として会社から特別な存在として扱われるようになったのです。
彼から女性としての可能性を見出し、クビを切らず雇用継続することの交換条件として、
公私ともに全ての時間を女性として過ごす事の契約を結んだのは次期社長候補と言われる月山取締役です。
当時彼が月山取締役からの提案を快諾し、女性の姿に美しく変貌を遂げたことで、追加で多大な支援も行われる事になりました。
彼の奨学金返済、社宅の提供、ファッションや美容コスメ費用、実家の借金返済、妹弟の学費、そして新たに母親の入院費用援助も加わりました。
いくら彼に男性としての人生を捨てさせたとはいえ、ここまで手厚い支援を行うことには「特別扱いしすぎではないか?」と社内から反対意見も多かったようです。
社内からの反対意見をねじ伏せ、佐々木くんの家族に対して会社からサポートを行い続ける取締役。
家族を最優先に考える心優しい佐々木くんにとっては、恩人以外の何者でもありません。
秘書としても取締役の専属として付くことが多く、これまで2人で数多くの時間を過ごしてきました。
厳しくも優しい取締役は、まだ秘書歴が浅くミスする事も多い佐々木くんにとって非常に頼りになる存在です。
指導を受ける際はとても厳しく怖いのですが、優しく仕事上のアドバイスをくれたり、
ふとした時にギャグを言って笑わせてくれたり、ファッションやメイクを褒めてくれたり、
佐々木くんにとって、社内では秘書課メンバー以上に心を許せる大事な存在となっています。
長男として妹弟の面倒を見続けなくてはならず、仕事に忙しかった両親からの愛を十分に与えられなかった彼にとって、
取締役は父であり兄のような存在になっているのかもしれません。
そんなある日、終業後に事務所を出ようとした所で取締役に呼び止められました。
「来週の土曜日の夜、一緒に食事でもどうだ?17時にマンションまで迎えに行くからその日は予定を空けておいてくれ」
まさかの2人きりでの食事のお誘いでした。
2人で国内外へ出張する時も、取引先等と同席での食事が殆どであり、もしくは個別でとっていました。
これまで佐々木くんと2人きりの食事を避けていたフシもある取締役からの提案に驚きながらも、
佐々木家の恩人であり、尊敬している方からのお誘いを断る理由は存在しませんでした。
「はい。その日は空いていますので喜んで。月山取締役とご一緒のお食事、とても楽しみです」
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2024-05-03 08:00
Comments (3)
Where is a virgin?🐥
そのまま恋に
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