異世界SFハッカーネイチャさん概念

「AAIネイチャン1号、ハッキング開始……トレースＯＮ！！いったれー！！」

「うぉっしゃー！！セキュリティゆるゆる助かる～～！！1号はそのまま、2号は”八方睨みプロトコル”で遅滞戦術、3号はデータを最効率でDL！！うっひっひっ、アタシと旦那の飯のタネとなれ～」

「ふぃ～～～。依頼完了っとぉ！いやぁ、『ブロンズコレクター』様々ですなぁ～。これで、一月くらいは遊べるかな？次はどこ行こうかな？ネオサイタマか……ジェネラルカサマツか、TOKYOベイシティか……ま、帰って旦那と相談しますかぁ。退勤退勤～♪」

「あ、おっちゃん良い草生やしてんじゃん！！それちょーだい！いくら？……いやいや、タダってわけには……有機体は丈夫な子供を産むために豊富な栄養って///」

「気が早いからっ！！もう、おっちゃん！自分の遺伝子もう無いからって、セクハラすんな！クラックするぞぉ！？」

今日もネイチャは、愛しの彼が待つ家に帰る。目立たずとも、この世の根幹に関わるスキルを持ち腐れながら。