外宇宙探査部部員募集ポスター

汐洲高校の外宇宙探査部は全国的にも知名度の高い部活なのだが、部費が高い・覚えることが多い・死ぬリスクもある・活動時間が長く泊まりも多いなど部員の負担がかなり大きいためあまり人気とは言えない。それでも宇宙高校に入ったからにはそれはそれは遠くまで行きたいと強く望む人たちもいるのでなんやかんや部員数は稼げている。

このポスターではあたかも有人探査しかしないように書かれているが、惑星間探査機の自作・運用も行っており、得たデータは天文部に売りつけて部費の足しにしている。また宇宙船整備技術を持つ部員は宇宙船部と兼部していることも多い。

火星遠征は頑張って短縮しても当然のごとく登校日数を思いっきり削り取るので、選抜メンバーに選ばれる＝留年確定演出である。選抜の基準は”成績優秀であり、探査部にかける情熱強く、自己犠牲の精神を持つこと（一部抜粋）”…となっているがつまりは数年のロスがあっても人生に響かなそうor気にしなそうな人、ということであり、貴重な学生時代を浪費する行為で非常に非人道的であると生徒会から圧力がかかっている。探査部の公式声明によれば『火星遠征は当人の同意の下で行われるものであり、人道問題なぞは全く関係のないもので、生徒会の指摘は的外れにもほどがある』らしい。