鬼仏寺

平安の昔、三匹の獣を家来とした武者に斬られ、郎党共々逃げ延びた鬼たちは、山深くに寺を建てた。自分たちの、死に場所として。 棟梁である大鬼は毎日座禅をし、即身仏になったという。大鬼の即身仏は、寺の本尊となり、大きな拝殿も設けられた。
以後、鬼のみならず妖怪からの信仰も厚くなり、妖仏宗総本山の称号を与えられ、今日にいたる。
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2011-06-29 18:26

 しんゆう


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