翌日。朝食を摂っていた。今日の布都ちゃんは、やや元気が無い様で。
どうやら、昨晩のうなされた件を気にしているみたいだ。僕も彼女に、どう接しようか少し困っている。里へはいつ頃行こうか?と僕は話題を切り出す。「うぬ?・・・・そうだな、我はいつでも大丈夫だが・・・。その、お主に任せてもよいか?」と質問されたのが不意だったのか、一瞬驚いた顔をして、布都ちゃんは答えた。うん、いいよ。我にお任せを。と僕が答えると、「ぬぅ、我の真似するでない。何を得意げな顔をしておるか?」とぷぅと布都ちゃんは頬を膨らませて笑った。食卓には気まずさが無くなって、僕らは、(主に布都ちゃん中心に)会話が盛り上がった。もしかすると、彼女も、会話の切り口探していたかもしれない。暫く時間を経て、僕らは里に降りた。出店があって、繁華している所に行くと、布都は「おおっ」と感嘆の声を上げた。「ここは賑やかであるな。」と出店に立ち並ぶ物に興味津々の様子だ。僕らはその辺りをぶらぶらと寄っては店の中を冷やかして、渡り歩いた。布都ちゃんはあたりの物や、人等が物珍しいそうな様子だった。最後に僕は、外から流れてくる物を取り扱っている店に寄った。そこの店主はやや変人臭いが、そこに並ぶ品物は、珍しい物ばかりで、僕が好きな店でもあった。そこでも、布都ちゃんは、感嘆の声を上げた。それはそうだろう。僕ですら、珍しく感じるものばかりなのだから。なかでも、布都ちゃんは、小さな化粧箱に興味を示した。漆塗りで、金色の金具のつき、僕の知らない文字が印されている化粧箱だ。店主は「それを目に留めるとは、目が肥えているね。お安くしますよ」と布都ちゃんに話しかけた。いつものセールストークである。「いや、我は・・・。」と慌てる布都ちゃん。僕は、いいよ。買ってあげるよと言うと、布都ちゃんは「いや・・・、お主に迷惑をかける訳には」と申し訳なさそうに答えた。僕らの様子を察してか店主は安い値段で売ってくれた。今後とも当店をご贔屓にと言葉を残して。次は高値を吹っかけられそうである。店を後にして、「有難う「」殿・・・」と布都ちゃんが僕にお礼を言った。僕は、大した値段ではないよ。と答ると、「いや、お主には、世話になりっぱなしだ・・・。」と少し寂そうな顔をした。もしかすると負担だったかもしれない。僕は困っている人を世話するのは当たり前さと言うと「そうか・・・。有難う。大切にするぞ」と化粧箱をぎゅうと布都ちゃんは抱きしめわっふるわっふる
物部布都
mononobe no futo
わっふるの人
キャプション芸
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きれいながおー
kireinagao-
わっふるわっふる
waffle waffle
まだ日常
嵐の前の静けさ
calm before the storm
この笑顔を守りたい
konoegaowomamoritai
布都ちゃんと妖夢さんシリーズ
守れないであろう、この笑顔
mamorenaidearoukonoegao
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2011-12-28 23:57
Comments (19)
惨劇がにじり寄ってきてる・・・妖夢と鉢合わせたらいつかの修羅場が・・・
期待せざるを得ない・・・ウホッ
前回である意味救いのあるこーりんルート・・・まさか・・・今回も・・・?
ざわ・・・ざわ・・・
今回もこーりんルートは存在するのか・・・?
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