【年賀】幕府組合銃隊将校(慶応三年)【2012】
あけましておめでとうございます。遅くなりました…。
新年一発目はやっぱり幕末、慶応三年正月に描かれた錦絵「調練歩行の図」より、組合銃隊司令と思われる軍装を描いてみました。
慶応二年の兵制改革では洋式銃隊の拡充を図るべく、従来の歩兵組とは別に旗本の石高に合わせて決められた数の兵卒を雇わせ、雇い主の旗本を士官とする「組合銃隊」制を定めました。
しかし諸々の事情ですぐに見直しが行われ、翌慶応三年9月には廃止となってしまった幻の軍隊です。
その軍装ですが、士官から兵に至るまで各家・小隊ごとに朱色や黄色、浅黄のレキション羽織に装飾の施された韮山笠や突盃頭巾など、それぞれが意匠を凝らして着飾っていたようです。
期間は短かったものの、その派手な姿が町人には面白く写ったようで、よく錦絵の題材にされて今日にその姿が残っています。
新年一発目はやっぱり幕末、慶応三年正月に描かれた錦絵「調練歩行の図」より、組合銃隊司令と思われる軍装を描いてみました。
慶応二年の兵制改革では洋式銃隊の拡充を図るべく、従来の歩兵組とは別に旗本の石高に合わせて決められた数の兵卒を雇わせ、雇い主の旗本を士官とする「組合銃隊」制を定めました。
しかし諸々の事情ですぐに見直しが行われ、翌慶応三年9月には廃止となってしまった幻の軍隊です。
その軍装ですが、士官から兵に至るまで各家・小隊ごとに朱色や黄色、浅黄のレキション羽織に装飾の施された韮山笠や突盃頭巾など、それぞれが意匠を凝らして着飾っていたようです。
期間は短かったものの、その派手な姿が町人には面白く写ったようで、よく錦絵の題材にされて今日にその姿が残っています。
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2012-01-04 21:29
Comments (13)
ミハイル8世パレオロゴスさま>明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。現存するシャツやベストは和裁で仕立てたものもあったようです。また洋装に烏帽子や熊毛を合わせた銃隊もあったようで、一目でどこの家中かわかるくらいだったようです。
明けましておめでとうございます。ご挨拶が遅れましてすみません。当時、情報が無いなりに試行錯誤して軍服を仕立てたのでしょうね…。スコットランド連隊みたいに地方ごとの様々なヴァリエーションがあったら面白かったかもしれません。
すみません、錦絵では組合銃隊士官はだいたい鉢巻をしているので、修正させていただきました。
桜丘さま>あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。赤いチョッキは他国に見られないおしゃれですね。(羽織の間から見せるからだろうか?)幕末の軍装は和洋折衷のせいか、正月映え(?)するような気がいたします。今年もいっぱい描くぞ!
前タップさま>あけましておめでとうございます。年号どうしよう…考えた結果、平成でも皇紀でもなくこれ一択でしたw。そんなに遠い昔でもないのかも?と思ってしまいます。
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