【命の系譜】テテ【第2世代】

此方【illust/29080459】の素敵企画に参加させていただきます。

✿.。゜:･ﾟ:「テテの母様、父様は花になっておそらに飛んでいったの」*｡.:*･ﾟ。✿.

深い森の奥のまた奥にひっそりと少女は、暮らしておりました。
広い広いお屋敷にただ一人、自身の父と母が花になり空に飛ぶ日を見る日まで。
一族の最後の一人になる、その日まで。

◆105歳、♀
◆身長110cm+下駄15cm＝125cm
◆一人称：テテ　二人称：～様
◆性格
お転婆娘、何でも気になる。「あれ、なに？」が口癖。
よくはね、よく歩き、よく笑い、よく泣く。とにかく表情がかわる。

【狐花の一族】
深い森を抜けた先に聳え立つ赤い大門を越えた先に、閉鎖された大きな国があった。
皆同じ大きな耳と尻尾を付けて日々、何不自由なく閉じられた空間で暮らしていたがある日、代々国で大切にしていた
大きな桜の木を邪魔だといい、テテの父である王様が切ってしまった事により呪いを受けた一族。

呪いは生まれた頃より現れ、額に白い木の枝が生え始めその内体の至る所に桜の花が咲く。
額の木が成長する速度は人によってばらばらだが、長寿であった一族の大半が額の木の枝が伸びるにつれ
体に花が咲き乱れ、必要とする養分を全て取られ皆死んでいった。
ゆっくりと国が傾き、王の子であったテテが生まれてから100年後1000歳まで生きる一族は全員消え
テテ一人、最後の一族の生き残りであった父と母を看取った。
その際に母が「外に出て、誰かと子を成しなさい。」と言い残した事により、国で硬く禁じていた異種族同士の婚姻を決意。
一人で国から飛び出し額の枝が伸びきり自身が花になるその日まで、まだ見ぬ旦那様を探し続けている。

残念ながら尻尾が大きすぎて、なかなか前に進めないのが悩み。
最近ではもう尻尾が本体にすら思えてきた。

「このしっぽ、じゃまネッ！」

◆一族の特徴。
外見：大きな狐の耳、大きな尻尾。
寿命：平均1000歳。
魔法：指で輪を作り息を吹きかけると、小さなダイヤが生まれる。
身長：男は190まで大きくなるが、女は低身長。100cm～140cm

◆桜の呪い。
額の木の枝が伸びきると体中に桜が咲き乱れ死ぬ。
死体は花びらとなり一瞬で消えて、風に吹かれ空へと飛んでいってしまう。
呪いと本来あった微力な魔法のおかげで、テテが歩くと桜の花びらが舞う。

◆テテの寿命
170歳、人間に例えると18歳程度。

◆その他
背にある大きなピンクの布は母様の着物をやぶって作った。でかい。正直邪魔。
閉鎖された国で育ったせいで何かも気になる。
主食はなんでも食べますが、基本は木の実がすき。
しっぽが大きすぎて進むたびに休憩をとるせいで、そろそろ移動手段がほしい。

「もう、むり。テテ、きっとこの尻尾にやられる」

【10月4日】
素敵な旦那様ができました！
✿.。゜:･ﾟ:カルクル君【illust/30489138】*｡.:*･ﾟ。✿.
「ねぇ、あれは何？カルクルの目にはどう、うつるの？」
「テテ、カルクルのこと大好き！ずっとずっと！」