【連作】エドワード=ロスコー=モロー【赤狩り6】
国民の絶大な支持を受け、圧倒的な権勢を誇るマッカーシーとコーンに対し、真っ向から逆らう者は少なかった。だが目に余る強引かつ根拠に欠ける手法に対し、政府内や軍部から批判が起こり始める。
だが、二人を決定的な敗北へ追い遣ったのはそれら国家権力ではなく、何と一人の男のジャーナリズムだった。
エドワード=R=モローは自らが司会を務める報道番組「See it Now」にて、マッカーシーに対する鋭い批判を展開し、またそれが切っ掛けとなり、米国内にて赤狩りに対する批判と反発が高まっていった。
1954年12月、上院はマッカーシーに対して不信任を突きつけ、彼は失脚した。また腹心だったコーンは大陪審を追放されることとなった。
そして赤狩りは終焉を向かえ、モローはそのジャーナリズムの信念溢れる行動を西側諸国からも賞賛され、ケネディ大統領により合衆国情報庁の長官に任命され、後にキューバ危機やベトナム戦争にも対処した。
だが、二人を決定的な敗北へ追い遣ったのはそれら国家権力ではなく、何と一人の男のジャーナリズムだった。
エドワード=R=モローは自らが司会を務める報道番組「See it Now」にて、マッカーシーに対する鋭い批判を展開し、またそれが切っ掛けとなり、米国内にて赤狩りに対する批判と反発が高まっていった。
1954年12月、上院はマッカーシーに対して不信任を突きつけ、彼は失脚した。また腹心だったコーンは大陪審を追放されることとなった。
そして赤狩りは終焉を向かえ、モローはそのジャーナリズムの信念溢れる行動を西側諸国からも賞賛され、ケネディ大統領により合衆国情報庁の長官に任命され、後にキューバ危機やベトナム戦争にも対処した。
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2012-10-31 19:01
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