彷徨大海原

海図「あーあ・・今日も陸地は見えないなー」

井出「大体　バスで行くより　いかだで海を下っていったほうが早いし面白いからいいなんて湾田が言うからだ！！」

湾田「あ　ずるい！！責任転嫁するの？俺は『やってみたら面白そうだ』って言っただけだろ！！決めたのは井出ちゃんだろうがよ！！」

井出「何だと！？『大丈夫だからやれやれ！』って言ったのはおめえだろうがよ！！」

海図「こういうやりとりも一ヶ月ずっとなんだけど　よく飽きずに同じやりとりできるよねぇ・・」

井出「あー　毎日魚ばっかり食ってるから体がおかしくなりそうだぜ！！

」湾田「井出ちゃんは何食っても平気だろ？俺のほうがデリケートなんだからね！」

海図「やっぱり　地図とコンパスは常備しておかないとダメだなー前に太平洋を横断したから大丈夫だと思ったのがいけなかったね　うん　油断大敵　今度から気をつけよう」

湾田「なーによ　海図ちゃん　航海先に立たずってやつ？」

井出「てめえ字間違ってんだよ！！公開だろうがよ！！」

海図「後悔ですよー　もう『いざとなったら大丈夫だから大船に乗ったつもりでいろ』って　化身使いだってこういうとき何の役にもたたないじゃないのー」

湾田「それを言われちゃ身もふたもないわ　あー　浪川に何度もメール送ったけど　何であいつ返信しないんだろ？」

海図「ここ圏外だよ」

井出「俺もポーンをビンにつめて流したけど　誰かが拾ってくれるかな？」

海図「拾った人はどうすりゃいいの？　あー　もうこんな先輩ばっかり・・・」

湾田「ん？　あれ船じゃね！？」

井出「本当だ！！おーい！！ここだあ！！んがあーー！！！ドンドンドン！！」

海図「とうとう幻覚が見え始めたのかな？」