【PFNW】白銀の黒点
遠方に確認できるもの。ちらちらと白銀を照る純白を纏う、魔法騎士の一隊。その中で庭師の少年は少年らしいものに興味を覚える。牙の間から火を漏らす、騎士隊を率いる魔公の駆る獣傀儡。「あれが気になるの?見に行きましょうか!」突然の提案に戸惑う少年。
――そして幽霊騎士とそれに引き連れられた少年が魔公の前に立つ。
「魔公殿!それ乗せてくれないかしら?」返事を待たずに獣傀儡の背に少年を放り投げる幽霊騎士。
「わっ!?」「悪いわね、私の庭師はあなたの乗るような"そういうもの"が大好きなのよ」「ちょっと、乗っていいなんて言った覚えは…まあ、敵の気配の無い間だけなら」
「ごめんなさいこんな主人で」魔公に頭を下げつつ、強引に話を進めた幽霊騎士を呆れながら睨み付ける少年。…それはそれとして、せっかく乗れたのだからと、雪を力強く蹴る獣傀儡の感触をしばし楽しむことにした。
切る風に紛れて、魔公と幽霊騎士の会話が耳に入ってくる。分かったのは、この二人は50年前の戦争で顔を合わせたことがあるということ。……そこでいくつもの疑問が湧く。
「久しいわね、"薔薇園の嘘吐き"」二人の会話の端々で聞き慣れない単語が現れるのだ。少年は幽霊騎士の生前のことを何一つ知らないことと二つ名の不穏さが胸に引っかかり、僅かに表情を曇らせた。
「城塞都市で昔死んだはずのあなたの気配がするから前々から変だと思っていたの!」同じ城塞都市に住むなら魔公に会う機会は今までにもあったはずだ。幽霊騎士は何故今になって?
「……?」幽霊騎士の件とは別に、耐え難い違和感に気付いた少年。目の前の事実に対して気が緩んでいたのか、決して言わないよう用心しなければならないことを思わず漏らしてしまう。「背中だと思ったら…胸……?ご主人とは大違」「大魔壁に潰されたいみたいね?」「ひっ」
■お借りしました!魔公イオーニュ【illust/34118397】
造魔杭・獣傀儡【id=35108624】
勝手な妄想スミマセンデシターー!不都合なところはパラレルでお願いします。絶壁ご馳走様でした。
■三章→四章移動中出会ったということで自PC行き先タグ付けてます。子供は怪獣とかが好きなんだよ(威圧) レ(略)【id=34153219】
――そして幽霊騎士とそれに引き連れられた少年が魔公の前に立つ。
「魔公殿!それ乗せてくれないかしら?」返事を待たずに獣傀儡の背に少年を放り投げる幽霊騎士。
「わっ!?」「悪いわね、私の庭師はあなたの乗るような"そういうもの"が大好きなのよ」「ちょっと、乗っていいなんて言った覚えは…まあ、敵の気配の無い間だけなら」
「ごめんなさいこんな主人で」魔公に頭を下げつつ、強引に話を進めた幽霊騎士を呆れながら睨み付ける少年。…それはそれとして、せっかく乗れたのだからと、雪を力強く蹴る獣傀儡の感触をしばし楽しむことにした。
切る風に紛れて、魔公と幽霊騎士の会話が耳に入ってくる。分かったのは、この二人は50年前の戦争で顔を合わせたことがあるということ。……そこでいくつもの疑問が湧く。
「久しいわね、"薔薇園の嘘吐き"」二人の会話の端々で聞き慣れない単語が現れるのだ。少年は幽霊騎士の生前のことを何一つ知らないことと二つ名の不穏さが胸に引っかかり、僅かに表情を曇らせた。
「城塞都市で昔死んだはずのあなたの気配がするから前々から変だと思っていたの!」同じ城塞都市に住むなら魔公に会う機会は今までにもあったはずだ。幽霊騎士は何故今になって?
「……?」幽霊騎士の件とは別に、耐え難い違和感に気付いた少年。目の前の事実に対して気が緩んでいたのか、決して言わないよう用心しなければならないことを思わず漏らしてしまう。「背中だと思ったら…胸……?ご主人とは大違」「大魔壁に潰されたいみたいね?」「ひっ」
■お借りしました!魔公イオーニュ【illust/34118397】
造魔杭・獣傀儡【id=35108624】
勝手な妄想スミマセンデシターー!不都合なところはパラレルでお願いします。絶壁ご馳走様でした。
■三章→四章移動中出会ったということで自PC行き先タグ付けてます。子供は怪獣とかが好きなんだよ(威圧) レ(略)【id=34153219】
pixivファンタジアNW
pixiv Fantasia: New World
ハイロンド
haironndo
生命の階層【青】
seimeinokaisou
キングファランクス魔法騎士隊
kinngufarannkusumahoukishitai
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2013-04-27 06:58
Comments (3)
(続き)伝える。少々不満そうなのとむず痒そうなのとで表情が忙しく変わる幽霊騎士。その様子に少年はくすりと笑い、さて次はどこに行こうかと一面の白銀を見渡した。
(これがキャプションの頭に入るはずでした。長い)老婆に出会ってからというもの、物思いに耽る幽霊騎士。そういうものを悟られるのを嫌う彼女はわざと明るく振舞うが、庭師の少年にはそれが良く分かっていたので、彼は「僕が入り込んだらいけないことなら」と、詮索は早々に止めると幽霊騎士に視線で
キャプションの文字数が盛大にオーバーして入れられなかった文章をこちらにひっそり入れておきます。重要な部分でもないので気付いた人だけ…