【もののけ徒然草紙】花音 【常夜山】
「足元、気ぃつけぇ。」「馬鹿なことをいいなや。こんな化けもん、誰が愛してくれるんや。」
■花音(はなおと)
魑魅魍魎。
花の朽ち、地面に落ちた際に現在の体の最初の部分が産まれたためにそう名付けられた。
■最初は小さな体だったが、様々な魂を飲み込んだらこんな奇抜な姿になった。一度体内に飲み込んだ魂は、吐き出せず一生を花音の体の一部としてすごす。背中に生えるものは毎日かわる。
■昔はある陰陽師に恋心を抱き自ら使役されていたが、その醜さゆえに捨てられた。それ以来、誰かを好きになっても自分の醜くさを一番に理解しているために想いを相手に伝えられない。提灯をさげて、常夜山の入り口で人間が間違えて入ってこないように見張っている。稲荷山義兄弟達、くちなわ山義姉妹達とはたまに会うが、怯えられたら嫌なので見かけたらすぐに動物に化けて逃げる。(ただし、色が奇抜なのですぐにばれる。)女の人とは目を合わすのも恐い。
■最近、死んだ蚕の幼虫を山の麓に埋めに来る白い髪の妖怪のことが気にかかる。
■花音(はなおと)
魑魅魍魎。
花の朽ち、地面に落ちた際に現在の体の最初の部分が産まれたためにそう名付けられた。
■最初は小さな体だったが、様々な魂を飲み込んだらこんな奇抜な姿になった。一度体内に飲み込んだ魂は、吐き出せず一生を花音の体の一部としてすごす。背中に生えるものは毎日かわる。
■昔はある陰陽師に恋心を抱き自ら使役されていたが、その醜さゆえに捨てられた。それ以来、誰かを好きになっても自分の醜くさを一番に理解しているために想いを相手に伝えられない。提灯をさげて、常夜山の入り口で人間が間違えて入ってこないように見張っている。稲荷山義兄弟達、くちなわ山義姉妹達とはたまに会うが、怯えられたら嫌なので見かけたらすぐに動物に化けて逃げる。(ただし、色が奇抜なのですぐにばれる。)女の人とは目を合わすのも恐い。
■最近、死んだ蚕の幼虫を山の麓に埋めに来る白い髪の妖怪のことが気にかかる。
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2013-11-21 15:02
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