【ぴくメシ】サーペンス【勇者】
神の果実を口にした蛇は、その罪により一族諸共楽園を追われた。
彼が食べた果実は確かに知恵を与えてくれたが、同時に絶望も与えた。
永遠に帰ることを許されない楽園は遥か遠く、彼らの世界は地下深くへと沈み続ける。
遥かな世代を経ても、一族はなお楽園に憧れ続けた。
――ならば、その罪を赦そう。
ある日聞こえてきた声はそう言った。
知らずとも、その遺伝子に組み込まれた記憶。
それが神の声であると、誰も口にせずともわかっていた。
――楽園を脅かすもの、あれを倒すというのなら。
そして選ばれた年若き蛇は、一族を期待を背負い地下を出た。
神に指示された事柄をなすために。
けれど彼女は知っている。
かつて先祖が食べた知恵の果実が教えてくれた。
例え運良く魔王を倒せたとしても、楽園はとうの昔に失われてしまっていることを。
地上にはもう、彼らの棲める世界などないことを。
***
「わたし、死にたくないんで、できれば近づかないでもらえますか」
「だいたい何も触れることなんて出来ませんよ。こんな体じゃあ」
◆サーペンス
性別:女 種族:蛇 身長:162cm
かつて楽園を追われた先祖が口にした果実は、それ自体が猛毒だった。
そのため元は毒のなかった蛇だったが、その果実を食べた後から全身猛毒になってしまい、
下手にモノに触れると触れたものを毒に侵してしまうため地下へと潜むこととなった。
一族同士であれば触れることに何の問題もない。
魔王を倒したところで地上に戻れないのなら、なんで命かけなきゃいけないのかわからない。
彼女自身は意地汚く生にしがみつきたいため、できることなら魔王から逃げていたい。
普段地下深くに暮らしているため、地上の景色そのものが初めて。
そのため、世間知らずなところがあり、興味を引かれるものはじっと見る癖がついている。
知恵の実のおかげでそこまで頭は悪くない。
◆宿命の魔王様
ヴィール様【illust/40122331】
枝毛で滅ぼされるとかたまったもんじゃないので、その枝毛を整えに行こうと思います!
◆お相手様について
・死にたがりのお相手様だと、こちらのキャラが逃げ回ってしまうため上手く死ぬのが難しいかもしれません。(それはそれでありかもと)
・エログロなんでもいけます。が、グロすぎるとちょっと私の力量的に難しいかもです。
・会話ができる相手だと嬉しいです。
・世界観が上手くかち合えば、人間形態の方でもそうじゃない形態の方でもかまいません。
・性別にこだわりはありません。恋愛もやりたいという方には、異性同性対応いたします。
◆【Pixiv救世主】魔王と勇者の物語【illust/39939230】
47
74
1925
2013-12-10 23:54
Comments (0)
No comments