PPV第４戦　『挨拶』

「さあ、入場からライバル心を露わにする羽丘とそれを意にも止めず観客の声援に笑顔で答えるクリスティ。」
「感情面ではかみ合わないですが、試合の方はいかがでしょうか？」
「今ゴングです！！」
「いきなり両者ともに走りましたよ！」
「おーっとお互いロープに走って・・・交わす、交わす、交わす！お互い様子見のロープワーク。スピードは互角か！？」

「あんまり走り続けても客が飽きちゃうし～、この辺で挨拶代りに・・・」

「ここで羽丘飛んで高ーいドロップキック～～！！」
「なんとライアンその場飛びで交わす！？」
クリスティの頭部を狙ったドロップキックは直撃寸前で体ごと相手が消えていたために空振りする。羽丘は体制を崩されるがスライディング気味に着地。振り返ると着地してポーズまで決めている。

「ふう～♪ここまで届くなんてすごいねえ！！」
「こんにゃろ！にしたってジャンプ力じゃ向こうが上か！？」

「さあ～お互い挨拶は済ませたぞという感じでしょうか、リング上ステップを踏みながら様子をうかがう両者ですが」
「羽丘のドロップキックは打点が高いことに定評がありますが、その場飛びであの高さまでライアンは飛べるんですから。しかも見た感じまだ余裕がありそうですよ。」