Giant Trikes
怒涛のトリケラトプス強化月間(うそ)
手持ちの資料を結集して、既知のトリケラトプスの標本の中で最大級となる4体を描いてみました。イラストの資料にでもどうぞ。
いずれも不完全な頭骨ですが、長さ2.5m(歯列に水平な面で測った長さ)前後はあったと考えられます。復元すれば、全長は8mを軽く超え、9mに届くようです。体高も3mは軽かった模様。
EM P15.1とMWC 7584は過去作のリメイクになります。
UCMP 128561
知る人ぞ知る“ウグロサウルス”の唯一の標本です。現在ではトリケラトプス sp.あるいはT.ホリドゥスとされています。アメリカ・モンタナ産
EM P15.1
フリルがごっそり欠けていますが、極めて大きな頭骨です。短い吻と上眼窩角、長い鼻角を合わせ持つ典型的なT.プロルススです。カナダ・サスカチュワン産
MWC 7584(旧BYU 12183)
未だに記載待ちの巨大な頭骨です。長い吻と鼻角を合わせ持ち、T.ホリドゥスとT.プロルススの中間形にも見えます。過去数回日本でレプリカが展示されたことがある模様。種ははっきりしません。アメリカ・モンタナ産
CMN(NMC) 8862
T.“アルバーテンシス”の模式標本です。上眼窩角が後傾していますが、深い意味はないようです。保存状態が悪かったりで、種は判然としません(個人的にはプロルススのように思えたり)。カナダ・アルバータ産
資料不足で描けませんでしたが、この他、2.4m~2.5mになろうかという巨大な頭骨がいくつか見つかっています。
手持ちの資料を結集して、既知のトリケラトプスの標本の中で最大級となる4体を描いてみました。イラストの資料にでもどうぞ。
いずれも不完全な頭骨ですが、長さ2.5m(歯列に水平な面で測った長さ)前後はあったと考えられます。復元すれば、全長は8mを軽く超え、9mに届くようです。体高も3mは軽かった模様。
EM P15.1とMWC 7584は過去作のリメイクになります。
UCMP 128561
知る人ぞ知る“ウグロサウルス”の唯一の標本です。現在ではトリケラトプス sp.あるいはT.ホリドゥスとされています。アメリカ・モンタナ産
EM P15.1
フリルがごっそり欠けていますが、極めて大きな頭骨です。短い吻と上眼窩角、長い鼻角を合わせ持つ典型的なT.プロルススです。カナダ・サスカチュワン産
MWC 7584(旧BYU 12183)
未だに記載待ちの巨大な頭骨です。長い吻と鼻角を合わせ持ち、T.ホリドゥスとT.プロルススの中間形にも見えます。過去数回日本でレプリカが展示されたことがある模様。種ははっきりしません。アメリカ・モンタナ産
CMN(NMC) 8862
T.“アルバーテンシス”の模式標本です。上眼窩角が後傾していますが、深い意味はないようです。保存状態が悪かったりで、種は判然としません(個人的にはプロルススのように思えたり)。カナダ・アルバータ産
資料不足で描けませんでしたが、この他、2.4m~2.5mになろうかという巨大な頭骨がいくつか見つかっています。
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2014-01-31 19:52
Comments (3)
やっぱ、デカイは正義や!(確信 こうしてみると、トリケラって ほんとに個体差凄いですよねぇ。変形や歪みもあるでしょうけど。
エピルス28号さん ほぼ別属という感じで落ち着きつつあります。面子争いに見えてくるのはお察しくださいw
「トロサウルス」論争は結局落ち着いたのでしょうか。同種か否かを断定する難しさは想像できるにしても、面子争いに見えなくもないのが気に掛かります。