短時間挑戦 2329

　＊さて、本日の短時間挑戦も引き続きお車で御座います。
　兎に角角張ったイメージの強い一台。
　特徴的なライト等以外は本当に直線が多く、精神的には結構楽な分類でした。
　唯、遅筆は変わらず、お時間は34分という結果に。

　＊本日のお車はキャディラック社のATS-V Coupeで御座います。
　同シリーズの入門車であるATSクーペのホットバージョン、要は強化版という位置づけになるのだそうです。
　噂の域を出ませんが、3.6リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力425から450hpとなるのだとか。
　そして、シフトチェンジが普通のミッションスティックタイプと、フォーミュラーカーで見られるハンドルに取り付けられたパドルシフトによるオートマチックから選べる様になるのだとか。

　明日18日に開催されるロス国際オートショーで発表されるはずなのですが、子細は今現在不明となっております。
　唯、その前に画像のみが公表された形となったというわけです。

　印象としては、正にアメリカンタイプのお車と言う事を即座に理解出来ますね。
　兎に角直線が多く、世界のデザインなど何処吹く風で自身の道を突き進んでおります。
　ですので、曲線が多用され始める前の時代のデザインが好きな方にとってはやはり堪らない物があるのでしょうねぇ。

　唯、時勢というのはやはり常に流れる物で、頑固一徹に貫くには少々歴史も足りないアメリカ自動車。
　大量生産の先駆けでは御座いますが、それ以前の歴史がねぇ。
　それ故、悪く申せば時代に取り残されている風も若干感じられますね。

　＊本日の搭乗者さんは白銀に染め上げられた未だ未だ不明な部分の多いお車で御座いますので、山犬さんで御座います。
　不明な物であっても情報はカラス天狗さんの情報網で直ぐ様入ってくる幻想郷。
　忘れ去られた物が流れ着くだけであって、情報の速さは現世と変わりないどころか、時間軸さえ操れる隙間さんのお陰でそれ以上に速い事さえ御座います。
　加えて、未来予知に近しい精度を持つ計算能力を持つオモイカネさんも居られますし、情報だけは幾らでも手に入ります。

　当然今回のお車に関しても早速カッパ工房に情報が入り、興味を示します。
　隙間さんも兵器でなければ結構な緩さで現世の情報を素通りさせて下さいますのでカッパ工房では様々な情報だけで未だ現世では産み出されても居ない乗り物さえ誕生させております。
　とは申せ、現物は現物で細かな情報も欲しいのが人情で、早速山犬さんに依頼を致します。

　カッパさん達にはカメラなどの機材修理や整備で一方ならぬ恩もあるのでそうそう簡単に断るわけにも行きません。
　そして、新聞記事の賑わせも兼ねてオートショーに空気の塊となって乗り込む事に。

　良くも悪くも独立独歩で突き進む米国自動車産業。
　その中でも名の知られた会社の一台である今回のお車。
　勝手に乗り込んだり様々なアングルから撮影を行ったり等して精緻なデータを整えた後、帰途に就くのでした。