【魔花】ロッティ【魔王】

✿魔王と花嫁【illust/51208458】

　「退屈だったの。本当に、退屈だったのよ。あなたが来るまではね。」

✿ロッティ(Lotti)　女/1000歳/164cm　一人称//私(わたくし) 二人称//貴方、名前呼び捨て
　あまり他人と関わらずに生きてきたため人との距離感がわからず、欲しい物は力ずくで手に入れるワガママお姫様気質魔王。
　他の魔王たちの輪に入れず、独りで城の周りに生息する草花や動物たちを愛でて過ごしてきた｡
　花嫁に対しては盲目的に愛を注いでいる、それこそ街ひとつを永遠の眠りにつかせるほど。
　1000年もの空白の時間を埋めようと朝から晩まで花嫁をあちこち振り回し、たくさん話をしたがり花嫁の話も聞きたがる。
　魔王に似つかわしくない容貌の自分を醜いと思っており美しい花嫁を愛でる｡

✿素敵な花嫁さんをお迎えすることができました
　テオさん【illust/51860313】
　「嬉しいわ、テオ……貴方ならきっと私のもとへ来てくれると思っていたのよ」
　「そう、弟というものはそんなに大事なものなのね……私にも弟は居るけれど、私も彼のことが大切なのかしら？　わからないわ、」
　「そうよ、私はワガママなの。魔王だから、弱者を踏み躙る権利を許された強者だからこそ、私は私のままでいられるのよ。」
　「あなたのその琥珀色に煌めく金の瞳、とっても素敵よ。貴方に見つめられると、私も蜂蜜のようにとろけてしまいそう……」

　（私は自分が間違っているとは思わないわ。だって、どういった形であれ結果的に貴方が手に入ったんですもの）
　（心はこれから手に入れていけばいい）

　（貴方の大切なものを奪ってしまった私を貴方が許せないこと、“大切”を理解した今ならわかるの）
　（それでも私は貴方を愛したかったのよ）