お腹のふくれたキツネ
①題目
②さて、森のなかで一匹のキツネがうろつき回っていました。
このキツネは何日もご飯を食べていなかったので、お腹が空いて、餌を探し回っていたのです。
しばらくトボトボ歩いていると、小さな洞穴を見つけました。どぉやらそれは木こりが使ってる洞穴のようです。
③洞穴の前までいくと、中にパンとハムがおいてあるのが見えました。
ちょうど今木こりは狩りに出ているようです。キツネはすぐさま洞穴の中に入り、ムシャムシャと夢中で食べ始めました。
④気がつくとキツネは洞穴にあった食べ物をみんな食べてしまいました。
「さて、木こりの奴が戻ってくる前においとまするとしよう」
よっこらしょ、と立ち上がったキツネでしたが...
⑤ふくれたお腹のせいでキツネは洞穴から抜け出せなくなってしまいました。
どぉやってもお腹がつっかえて出られません。キツネは困り果てて泣き出しました。
⑥するとそこへ、友達のキツネが通りかかり目を丸くして事情を尋ねてきました。かくかくしかじかと穴につかえているキツネの話を聞いて、通りかかりのキツネはこぉ、提案します。
「君、今日は一先ずその中で一晩 眠りたまへ。木こりに見つからないようにうまく隠れるのだよ?明日になればまたお腹が空いて出てこられるようになるさ」
『イソップ物語』より
②さて、森のなかで一匹のキツネがうろつき回っていました。
このキツネは何日もご飯を食べていなかったので、お腹が空いて、餌を探し回っていたのです。
しばらくトボトボ歩いていると、小さな洞穴を見つけました。どぉやらそれは木こりが使ってる洞穴のようです。
③洞穴の前までいくと、中にパンとハムがおいてあるのが見えました。
ちょうど今木こりは狩りに出ているようです。キツネはすぐさま洞穴の中に入り、ムシャムシャと夢中で食べ始めました。
④気がつくとキツネは洞穴にあった食べ物をみんな食べてしまいました。
「さて、木こりの奴が戻ってくる前においとまするとしよう」
よっこらしょ、と立ち上がったキツネでしたが...
⑤ふくれたお腹のせいでキツネは洞穴から抜け出せなくなってしまいました。
どぉやってもお腹がつっかえて出られません。キツネは困り果てて泣き出しました。
⑥するとそこへ、友達のキツネが通りかかり目を丸くして事情を尋ねてきました。かくかくしかじかと穴につかえているキツネの話を聞いて、通りかかりのキツネはこぉ、提案します。
「君、今日は一先ずその中で一晩 眠りたまへ。木こりに見つからないようにうまく隠れるのだよ?明日になればまたお腹が空いて出てこられるようになるさ」
『イソップ物語』より
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2015-09-27 18:02
Comments (1)
穴を広げようという発想はないの?