短時間挑戦 2755

　＊さて、本日の短時間挑戦からお車で御座います。
　御覧の通り独特の装飾が施された本格的なピックアップトラック。
　唯、元々この車種のバランスは苦手で、加えて前面部の特異な造形も相まって線画、塗装共に骨を折る結果に。
　結果的にお時間は42分等という結果に。

　＊本日のお車はニッサン社のTitan Warrior Conceptで御座います。
　5.0リッターV型8気筒ターボディーゼルエンジンを搭載。
　最高出力310hpで最大トルク555lb-ftとなっております。
　
　唯一つ不甲斐ないと申しますか、エンジンは世界大手のディーゼルエンジンメーカー、カミンズ製という事で御座いますねぇ。
　幾らコンセプト品とは申せ、だからこそ自社製のディーゼルで何とかして欲しかった物で御座います。

　こちらのお車は同社のタイタンXDをベースとしたコンセプト品なのだそうで、ギリシャ神話に搭乗する戦士にインスピレーションを得て日産デザインアメリカの手によって製作されました。

　車高を80ミリ近く上げるサスペンションを装備し、スキッドプレートを備えたフロントバンパーに炭素繊維やクロームを組み合わせた吸気口。
　37インチのオフロードタイヤを収める為に3インチ拡幅するフェンダーフレア。
　スポイラー付きのテールゲートやオリジナルのテールランプに4本の排気管にリアバンパーを装備したボディキット。
　黒とオレンジを配した独特の塗装に満願メタルの基本塗装などで外観を独自のイメージに大幅変更。
　加えて内部機関なども駆動系や足回りをオフロード走行にも対応できる様に強化しているのだそうです。

　中々力を入れて独特のデザインに仕上げた一台なのですが、賛否両論で意見は真っ二つに割れております。
　厳つくもシャープな線で少し玩具じみたと申しますか分かり易い格好良さがあって良いという声。
　逆にラプターと呼ばれるお車の完全な模倣品だと非難する声もかなりにのぼるのだとか。
　まあ、とは申せ、そのお車も又カスタム車を公式が製品化した様な物なのだそうで、一概に模倣だと声を大には出来ないのだとか。
　ですが、これ程までの数の車が産まれては消えて行くのですから結局何処かは似てしまいますし、加えて日本人が改造製作を行ったわけでもないですからよりそのラプターというお車を意識しても致し方もないのかも知れませんね。

　兎にも角にも話題性はばっちりであったこのお車ですが、かなり本格的に力を入れておりますし、安全パイのデザインから模倣と呼ばれても攻めに転じたデザインにした点は評価に値しますね。
　ですから、もしかしたら細部を変更して発売に移行するのかも知れませんねぇ。

　＊本日の搭乗者さんは戦士と言う名を持つお車ですので僧兵風の存在でもある雲使いさんで御座います。
　かつては尼さんの為に様々に動いてきた雲使いさん。
　現在は命蓮寺派という一大勢力にまで成長し正に安定期。
　確かに仙人達の同郷という敵対勢力は復活した物の、尼さん不在の祭の不安に比べれば同と言う事も無いご様子。

　とは申せ、やはり彼女が真っ先に矢面に立って露払いを行うのは今も変わりない事。
　その為、便利な足として船長さんが現世からこちらのお車を何とか入手。
　幻想郷仕様にしてプレゼントなさいました。

　パワフル且つ堅牢に作られたお車がどうやらかなりお気に召した様で見回りの際等頻度使用なさるようになり、追うロードのレースごっこでもこちらで参戦し、上位入賞を果たすようにまでなった様で御座います。