怪盗オコジョ

カーム「・・・！？誰だ！？」

「はーい・・・みての通りの泥棒でーす！今世間を騒がす義賊、『怪盗オコジョ』たぁ 私のことだぜぇー！！あんたの一億いただきに上がりましたー」

カーム「俺の部屋にそんなにあるわけねえだろ！！・・・何やってんだ！？韻子」

韻子「てへっ・・！！バレちゃったかぁー」

カーム「そりゃわかるわ！！何のつもりだよ」

韻子「そりゃ、今日はカームの誕生日でしょ？」

カーム「はぁ！？・・・そ、そりゃそうだけどよ 何もこんな時に・・」

韻子「伊奈帆が心配してたからさ、だから少しでも勇気づけてあげられたらってね」

カーム「別にそんなこと心配しなくても、この俺がそんな簡単にへこたれる男に見えるか！？よく見て言えっつーの！！・・・だけどよ、俺のことそんなに気にかけてくれたのはうれしいよ、ありがとな」

韻子「いいのよ、今日は伊奈帆は用事があって来れないけど助人呼んでおいたから」

那雪「は、はーい・・お誕生日おめでとうー！！新鮮な材料手に入ったから・・・僕がおいしい料理作るからね」

星谷「ヘイヘーイ、いい男だ 悪かないぜ！！だからこれしかないと思うんだ・・・俺と友達になろう！」

韻子「ね、カーム うれしいでしょ？」

カーム「あ、ああ・・・ってなわけねえだろ！！誰だよこいつら！？何か言ってることやばくね？」

韻子「そう？星谷くんなんて伊奈帆と相通じるものがあると思うけど・・なんでだろうなー ま、細かい琴は気にしない気にしない、早速パーティを始めようか、ダンスは得意でしょ？」

カーム「あ、ああ・・・韻子が踊ってくれるのか・・・俺、ヤマトナデシコと踊るのが長年の夢だったんだ・・・よろしく頼むぜ！！」

韻子「そんじゃ、行くよ ニーナ！！」

ニーナ「アイアイサー！！」

星谷「月夜の晩に悪魔と踊ったことがあるか？ほーねーまーで溶けるような～♪激しい、ダンスをお・ど・りましょ～♪」

カーム「・・・て、お前とおどるのかよおおおおおーーー！！」

韻子「私たちはBGM担当だからね、そこの那雪くんもカームと同じ誕生日なんだって、後で祝ってあげようね！！」

那雪「い、いや、僕は・・・裏で盛り上げるほうがいいから・・」

鯨木「よう、朝から派手にやってるじゃねえか、お前はいい友達に巡り合えて幸せだなー」

カーム「どうしたらそう見えるんすか！？それより助けてくださいよ班長ー！！」

鯨木「・・・で、もし、俺はこの世界で死んだとしたら、どうなるんだ？」

「それは俺にもわからんね、それは風に聞いてくれ」